*十七の景 筑後川昇開橋
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(福岡県大川市)
<2006.6.10 Photo By とみし> |
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筑後川河口付近にかかる昇開橋は、1935年、鉄道橋として開通しました。船と列車の往来に | |
合わせて中央部分が上下に動くという、日本では珍しい昇降式の稼動橋です。佐賀線が廃線と | |
なった今でも、遊歩道として地元の人々に愛されています。 | |
閉じている昇開橋。橋桁の上昇は通常9時〜16時 の毎時35分、降下は00分です。 |
橋の昇降部分。エレベーターのように、音もなく持ち 上がります。 |
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◆◇◆昇開橋の両岸◆◇◆ |
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<福岡県大川市側> |
<佐賀県諸富町側> |
旧筑後若津駅は筑後川昇開橋展望公園に。園内 には昇運、開運を招くという昇開の鐘があります。 |
諸富駅があったこの場所は諸富鉄橋展望公園に。 芝生の広場の他、地元の特産品が並ぶ物産館も。 |
![]() 昇開橋を歩いていると、河口側、川の中央に巨大な 堤が見えます。1890年オランダ人技師、デ・レーケの 設計で造られた導流堤です。 河口まで伸びるこの約6Kmの石垣は、潮の流れを 一定方向に導くことで土砂の堆積を防止、船舶が安全 に運行できるようにしています。 なお、この導流堤は引き潮のときしか見ることができ ません。 |
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◆◇◆筑後川とエツ◆◇◆ |
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筑後川の初夏の風物詩・エツは、筑後川下流と有明海にしか生息しない珍しい魚です。薄く平べったいその魚には 不思議な言い伝えがあります。昔々、中国から不老長寿の薬を求めてやって来た徐福さんが、筑後川から陸に上が ろうと葦を払ったところ、片葉が落ちて魚になったとか。その魚がエツだと言われています。 ちなみにこれは諸富町に伝わるお話で、もう片方の岸・大川市ではちょっと違ってきます。川に葦の葉を浮かべた のは弘法大使さまだというのです。(川を渡してくれた船頭さんへのお礼だったらしい。) いずれも葦の葉が変化したという点は同じですが、地域性が出ていて面白いなと思いました。 |
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訪れたこの日は折りしもエツ漁シーズン真っ只中。 猟師さん(右)の手元には網にかかったエツが! |
昇開橋にあるイスにもエツの絵が。エツってこんな 魚なんだ。(食べたことない。) |
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