*おきらく英彦山に登る 〜2009冬〜*

 ◆冬枯れの英彦山も味わい深い。。。 ◆

<山頂にて、氷の樹>

   九州北部地方は早くも菜種梅雨を思わせるグズグズのお天気。そんな中貴重な晴れ間となった2月
   21日、英彦山に出かけてきました。久しぶりの山歩きということで、今回は表参道コースで中岳へ。
   前日からの冷え込みで登山道は凍結バリバリ。水溜りに張った氷に霜柱・・・ 温暖化の影響で最近
   滅多に見られなくなったけど、わたしが子どもの頃冬の通学路では当たり前でした。見つけて踏んで
   まわっては足にしもやけ作って母に怒られた・・・。(笑) ザクザクと懐かしい感触を楽しみながら山頂
   に着くと、そこには素晴らしい氷の芸術がありました。枝の水分が固まり、まるで氷の樹!(画像上)
   真っ青な空をバックにキラキラ光を放つ光景はとても幻想的です。これまで避けていましたが、寒い
   日の山歩きもいいな〜♪と思いました。

 

 

◆◇◆ 表参道コース ◆◇◆
 

<銅の鳥居>

<石の参道>

   スタート地点の銅の鳥居。こちらを出発点にすると疲れた
   場合帰りにスロープカーが利用できるという利点も。(笑)
    銅の鳥居から奉幣殿まで続く石の参道。修験道の面
    影が色濃く残る場所です。


 

   
  <画像上:参道で見られたミツマタ>
    枝先が三又に分かれるのがその名の由来。紙の原料だった。
 
  <画像右:奉幣殿>
    英彦山神宮最大の御社殿。山歩きの無事を祈ります。
  


 

<御神水>

<登山道入口>

   境内隅にある聖水。その昔山伏はこの水を汲んでから
   入山したとか。私達もそれに習いました。
    奉幣殿側にある石の鳥居。石段を登ると下津宮、その
    先に分岐があります。今回は左へ。


 

<冬枯れの登山道>

<つらら>

   辺りに漂う冷たい冬の空気。修験道の雰囲気を一層強く
   感じました。
    前日からの冷え込みで足元は霜柱ザクザク。木の枝や
    岩にはつららが出来ていました。


 

<杉の巨木>

<中津宮>

   巨木といえば南岳コースの鬼杉が有名ですが、表参道
   コースで見られる杉の木もかなりのもの。さすが、歴史の
   ある英彦山です。
    宗像三神(市杵嶋姫命、多紀理姫命、多岐津姫命)
    を祀る英彦山神宮中津宮。ちょうど英彦山の五合目
    になります。


 

<ムスビ神社>

<簡素な木の鳥居>

   修験道時代は行者達の修行の場だったそうで「行者堂」
   とも呼ばれます。お堂の前にある石畳みは護摩壇の跡。
    ムスビ神社の側には簡素な木の鳥居があり、その先
    には石の階段が上宮(中岳山頂)まで続きます。


 

    
  <画像上:快晴!>
 
   ムスビ社を過ぎると視界が開け、頭上に空が広がりました。
 
  <画像右:中岳山頂にある英彦山神宮上宮の額>
  


 

<山頂を示す標柱>

<山頂からの展望>

   標高1200m。上宮の手水は凍り、雪もうっすら。さすが
   に寒いっ!
    遠くは阿蘇、久住まで見えるらしいのですが、この日は
    霞がかかってイマヒトツ。だけど眺めは最高♪

<英彦山(福岡県添田町/表参道コース)/2009年2月21日登頂>

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