*おきらく中岳に登る*

 ◆九州本土最高峰を目指して ◆

<中岳山頂から見た御池>

   秋晴れを思わせる好天となった23日、九重連山最高峰にして九州本土最高峰の中岳に登って
   きました。久住山に比べるとちょっと陰の薄い中岳ですが、どうしてどうして。山の上の湖なんて
   『アルプスの少女ハイジ』のワンシーンみたい〜 それに360度の大パノラマ! 北に平治岳、
   東に大船山、南に久住山、西に星生山とくじゅうの名だたる山がぐるりと見渡せるなんて最高!
   山野草の方も大漁で、この日1日で植物図鑑ができそうなくらいたくさんの写真が撮れました。
   素晴らしい大展望にたくさんのお花と、大満足の山歩きでした。

 

 

◆◇◆ 牧ノ戸コース ◆◇◆
 

<牧ノ戸峠登山口>

<沓掛山からの展望>

   登山口になる牧ノ戸峠にはレストハウスとWCがあり、早
   朝から多くの登山者で賑わっています。下山後にソフト
   クリームで疲労回復っていうのもなかなかオツ♪
   展望所から一登りで沓掛山の肩に。展望が見事で左手
   には雄大な星生山、右手にはなだらかな扇ヶ鼻が見え
   ます。久住山の頂がちょっぴり見えるのも心憎い。(笑)


 

<涌蓋山の遠景>

<星生山との分岐>

   扇ヶ鼻の分岐を過ぎた辺りで登山道を振り返ると、遠く
   に端麗な涌蓋山が見えました。
   開けているのでここで小休憩。標柱が新しくなっていて、
   柱にはQRコードが貼り付けられていました。


 

<西千里ヶ浜>

<久住分かれ>

   星生山との分岐を過ぎると広々とした西千里ヶ浜に。
   草原の向こうにピラミッダルな久住山の頂が見えます。
   南に久住山、東に中岳、北に北千里ヶ浜を分ける久住
   分かれ。避難小屋とWCがあり、休憩に便利です。


 

<阿蘇五岳>

<天狗ヶ城>

   久住分かれから見た阿蘇五岳。お釈迦さまの涅槃像に
   例えられる山の稜線がきれいに見えます。
   久住分かれから中岳方面に進むと、正面に天狗ヶ城が
   そそり立ちます。迫力!


 

<三俣山と北千里ヶ浜>

<空池>

   中岳への登山道左手には雄大な山容の三俣山、噴煙
   を上げる硫黄山、足元には荒涼とした北千里ヶ浜の展
   望が広がります。
   一方中岳への登山道右手には空池が。深い穴を見て
   いると吸い込まれそうでなんだか怖い。ここを過ぎると
   天狗ヶ城と中岳の分岐になります。


 

<ノリウツギと三俣山>

久住分かれ〜中岳への登山道はノリウツギの群落が見事。

 

 

<御池>

<星生山>

   天狗ヶ城の分岐を右に折れさらに登ると御池です。正直
   こんな間近で見られるものとは思ってなかった。感動!
   御池まで登って振り返ったところ。星生山をこの方向から
   見るのは初めて。こんな荒々しい面もあったんですね。


 

<御池と星生山の頂>

<中岳>

   御池の縁を進むと山の間から星生山の頂を望む絶好の
   スポットに。ちょうど開けているのでここで食事休憩。
   御池からさらに登ると、中岳の頂がグンと近づきます。
   いよいよ九州本土最高峰だ!


 

   
  <画像上:尾根道からの風景>
    中岳への尾根道北側にはなだらかな草原が広がっています。
    この日は大気が澄んでいて遠く由布岳の頂まで見えました。
 
  <画像右:中岳山頂>
    岩場をよじ登って標高1791mの頂に到着。三角点はなく木柱
    が1本立つのみ。九州本土最高峰にしてはちょっとさみしい?
   


 

<山頂から坊ガツルを望む>

正面に平治岳、右手に大船山、足元には標高1300mの小盆地・坊ガツルが見えます。


 

◆◇◆牧ノ戸〜中岳で見られる花たち◆◇◆

<左からホソバシュロソウ、マルバハギ、ヤクシマホツツジ>

   

<左からサイヨウシャジン、ママコナ、フクオウソウ>

 

<左からワレモコウ、イタドリ(雄花)、イタドリ(雌花、赤い実が付いている)>

   

<左からオトギリソウ、マツムシソウ、オニユリ>

   

<左からノリウツギ、アキノキリンソウ、シコクフウロ>

   

<左からシモツケソウ、キリシマヒゴタイ(葉の裏が淡緑色)、ホクチアザミ(葉の裏が白い)>

   

<左からコケモモの実、ヒヨドリバナ、クサボケの実>

<中岳(大分県九重町、竹田市/牧ノ戸コース)/2009年8月23日登頂>

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