「出雲大社に行ってみないか?」 7月も終わりに近づいたある日、とみしが突然言い出しました。 そういえばヤツめ、最近スピリチュアルカウンセラー・江原啓之さんの本を読んでたっけ。影響を 受けやすいとみしのこと、なんとなく想像はつくけど。。。(爆) でも確かにこのところ忙しくて心身 共にお疲れ気味だしなぁ。出雲の神様に元気を分けていただくのもいいかも・・・ ここはひとつ とみしの提案に乗ってみますか。 (2006年7月30日〜8月1日) |
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< Let’s ドライブ!*1日目* > |
1.出発 (a.m 6:40 鳥栖IC出発) | |
鳥栖から出雲まで、その距離およそ430Km。(おきらくギ ネスを軽く更新だな。/笑) ひたすら出雲を目指す1日にな りそう。。。 am6:40、鳥栖ICから九州道で門司方面へ。めかりSAで 一息入れて関門橋を渡ります。下関ICを通過すると、そこか ら先は中国道。鹿野SA、安佐SAと休憩を取りながら三次IC まで走りました。 画像は安佐SA。 空腹に耐えかねてたこ焼きを食す。 おじちゃんのイントネーションで中国エリアに突入した ことを実感する。 |
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2.道の駅めぐり | |
三次ICで中国道を降りたら(am11:05)、国道54号線を 北へ。ここからが出雲路ドライブ本番です。 三次と出雲を結ぶ国道54号線は『出雲神話街道』と呼ば れていて(画像左)、沿線には道の駅がいっぱいあります。 折りしも中国エリアの道の駅ではスタンプラリーを開催中。 「もちろん、チャレンジだよね♪」 さて、2泊3日のドライブで いくつ集まるかな? 出雲神話街道。途中、チェーンの着脱所がある。 冬は雪が深くなるのかな? |
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<No1:道の駅ゆめランド布野> |
<No2:道の駅赤来高原> |
バイキング料理が人気の駅。こちらで早めのランチを と企んでいましたが、既に行列で諦めることに。むー (am11:20着〜am11:30発) |
「高原」と聞いてすごい山中を想像してたら全然違っ た。(笑)名物・薬膳カレーにちょっと心ひかれたり・・・ (am11:45着〜am11:55発) |
<No3:道の駅頓原> |
<No4:道の駅掛合の里> |
宿泊施設も備えた大きな駅。こちらの食事処(画像) で昼食にしました。 (pm12:10着〜pm12:40発) |
特産品が豊富。裏の公園を歩いていると竹下登先生 の銅像が。出身地だったんですね。 (pm1:05着〜pm1:20発) |
3.出雲須佐温泉 ゆかり館 (p.m 1:30着〜p.m 2:45出発) | |
道の駅掛合の里から県道39号線を西へ。自宅を出て約 半日、ようやく出雲にたどり着きました。まずはこの日1番の 目的・須佐神社に参拝します。が、その前にやはり旅の疲れ を流しておこうとゆかり館に立ち寄りました。 ゆかり館は神話の里らしく、緑の一段と濃い山中にある温 泉旅館です。日帰りでも気軽に入浴できるとあって、館内は たくさんの人で賑わっていました。お風呂は広々とした内湯 と、小さめの露天が1つずつ。お湯は無色無臭で、さらりとし ています。露天で見上げた空が、清々しいまでに澄んでいた のが印象的でした。 【お風呂データ】 *入浴料:大人¥500 *その他施設:宿泊、レストラン、売店 |
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4.須佐神社 (p.m 2:50着〜p.m 3:15出発) | |
心身ともにさっぱりしたところで、須佐神社に向かいます。 ゆかり館から歩いて約5分。 御祭神があの八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した須佐 之男命(スサノオノミコト)と聞いて、厳しい場所を想像してた のですが、意外にもそのお社は小高い木々に囲まれてひっ そりと建っていました。 拝殿でお参りし、境内最大のパワースポットと言われる社 殿裏に回ります。そこには樹齢1200年の大杉が。(画像左) 根元に立ち、その枝葉を見上げていると、心の澱がすーっと 消えてなくなるような、不思議な感覚を覚えました。須佐之男 命は魔を払い、災厄を取り去る神様だとか。私の中の悪い ものを、打ち払ってくださったのかもしれません。 帰り際御朱印をいただくと「良いお参りができましたか?」 にっこり微笑む神職さん。温かみが心に染みました。 |
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<須佐神社全景> |
<須佐神社遠景> |
いかにも山里の神社という佇まいに気持ちが和らぎ ます。しかし境内には「須佐の七不思議」と呼ばれる 不思議な現象も・・・ やはり普通の神社じゃない?! |
こんもりと茂る緑の木々は、まさに鎮守の森。神社 の横には澄んだ水が流れていて、川沿いには遊歩 道もあります。こういう所、ゆっくり歩いてみたい。 |
5.立久恵峡 (p.m 3:30着〜p.m 3:35出発) | |
県道39号線から国道184号線へ、出雲市街地に向けて 北上します。 途中切り立った断崖が美しい立久恵峡を通りました。水墨 画を思わせる風景に、思わず車を止めます。目の前にそそ り立つ奇岩群は圧巻!近くには温泉があるようで、タオルを 片手に歩く人の姿も。こんな渓谷美を見ながら浸かるお風呂 は最高に気持ちいいだろうなぁ。 川面を見ようと下方を覗き込むと、そこには信じられない 光景が広がっていました。流された吊り橋、寸断された散策 路・・・ 「そうか、先の大雨で・・・」 あまりに生々しい豪雨の 爪跡に、胸が痛みます。 |
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6.日御碕神社 (p.m 4:25着〜p.m 4:45出発) | |
お宿のある出雲市街地まで思いのほか早く着いたので、 日御碕神社まで足を伸ばしてみることにしました。市街地を 抜け、国道431号線へ。翌日参拝する出雲大社を確認しつ つ、県道29号線を西に、海岸沿いを走ります。 日御碕神社は天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀る「日沈 宮(下の宮)」と、須佐之男命を祀る「神の宮(上の宮)」から 成る神社です。朱塗りの社殿が緑の松に映えて一際美しい。 時折、風に乗って漂う潮の香りも爽やかでした。 画像は日沈宮。 「日の本の昼を守る」伊勢神宮に対し、「日の本の夜を守る」命を 受けたといわれる日御碕神社。「出雲国風土記」に記述がある程 その歴史は古い。 |
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7.稲佐の浜 | |
宿へと戻る途中、稲佐の浜に寄ってみました。 「須佐之男命から引継ぎ、地上界を治めていた大国主 命(オオクニヌシノミコト)は、天照大神からその子・天忍 穂耳命(アメノオシホミミ)に地上の支配権を譲渡するよう (実際天降ったのは孫の瓊々杵尊(ニニギノミコト)なんだけど) 使者を 通じて言い渡される。交渉の末、大国主命は天上の神々 と同じように大きな社を建て、自分を祀ることを条件に国 を譲った。」 とは、古より伝わる国譲り神話。大国主命とそ の使者・建御雷(タケミカヅチ)が談判したと言われるのが、 ここ稲佐の浜なのです。海水浴客の賑わいを他所に、しばし 神話の世界に思いを馳せたり。。。 ※ちなみにその大社こそ出雲大社だと言われています。 |
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8.スーパーホテル出雲駅前 (p.m 5:30着) | |
この日のお宿はスーパーホテル出雲駅前。名前の通りJR出雲市駅のまん前にあるビジネスホテルです。 驚くべきはその価格設定。わたし達はじゃらんnetの『日曜日限定サンデーカップルプラン』を利用したのです が、1室なんと4980円!(つまり1人2490円だな。) しかも朝食無料!! お部屋は少々狭いですが、枕は 自由に選択できるし、朝食も無料と思えない充実ぶりだし、寝るだけなら「充分満足ー♪」なお宿でした。 |
< 1日目おさらい > |
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・ 『出雲神話街道』こと国道54号線の道路情報はこちらでチェックできます。先の豪雨で一部被災し工事中とありましたが (2006年7月現在)、通行に影響はありませんでした。 ・ 中国エリアは道の駅が多いです。ドライバーの味方、道の駅。利用の仕方で旅の楽しみもぐ〜んとUpします。HPはこちら。 ・ 「出雲須佐温泉」は県道39号線沿いにあります。詳しくはHPで。 ・ 須佐神社はスピリチュアルカウンセラー江原啓之さんの著書でも紹介されている聖域です。地元はもちろん、遠方からも たくさんの方がお参りに訪れる大変信仰の厚い神社です。マナーを守って参拝しましょう。 ・ 立久恵峡周辺は自然公園になっていますが、こちらも大雨で被災し立ち入りは制限されています。(2006年7月現在) 立久恵峡も含め、出雲の観光情報はこちらでチェック。 ・ 日御碕神社の近くには世界灯台100選にも選ばれた出雲日御碕灯台があります。 ・ 宿泊料が驚くほど安いスーパーなビジネスホテル『スーパーホテル出雲駅前』のHPはこちら。駐車代が別途¥500かか りますが、それでもお得だと思う。隣には日帰り温泉施設『出雲駅前温泉らんぷの湯』もあります。 |