出雲スピリチュアルドライブ

< Let’s ドライブ!*2日目* >
1.出発 (a.m 7:45 お宿出発)
  この日は出雲大社に参拝した後、石見銀山、温泉津と島根の見所をめぐりながら、日本海沿いを須佐まで
 走ります。その距離およそ160Km。「今日も長い1日になりそうだ。」朝食をしっかり取ってから身支度を整え、
 am7:45、早々に宿を出発しました。
2.出雲大社 (a.m 8:10着〜a.m 10:10出発)
  市街地を抜け国道431号線を西に、出雲大社へ。出雲大
 社の御祭神は「因幡の白兎」で知られる大国主大神。縁結び
 ・開運招福の神さまとして広く信仰を集めています。
  駐車場に車を止め、正面鳥居から社殿へ。参道・松の馬場
 は早朝だけに人もまばらで、朝もやが漂う境内は一層荘厳
 な雰囲気に包まれていました。
  まずは大注連縄の拝殿でお参りします。二拝四拍手一拝
 の参拝作法は、ここ出雲大社だけ。お賽銭は「しじゅうご縁が
 ありますように」と願いを込めて45円納めます。次に本殿前・
 八足門で拝礼し、瑞垣に沿って半時計回りに摂末社に参拝。
 最後に本殿西にある御神座正面拝礼所で再拝礼すれば、
 出雲大社詣ではめでたく完了。
出雲大社全景。本殿は日本最古の神社建築様式・大社造り。
  ― なのですが、せっかくなのでご祈祷をお願いしました。拝殿に昇殿し、祝詞を挙げていただきます。厳かな
 空間に朗々と響く宮司さんの声。続いて雅楽が流れ、巫女さんによるお神楽が奉納されました。わたし達のよう
 な一般の参拝でも、ここまでしていただけるのかと痛く感動・・・!その後お神酒をいただき、本殿へ。先ほどの
 八足門をくぐり、楼門の前に立つと張り詰めた空気がビリビリと伝わってきました。気持ちを込めて拝礼します。
 「これからも大国さまを信心してくださいね。」 宮司さんからお札と玉串をいただいて、参拝は無事終了。感謝の
 気持ちいっぱいで、出雲大社を後にしました。


****** 出雲大社Photo ******
 

<松の馬場>

<拝殿>

     清々しい朝の空気に包まれた松並木を歩いていると
     自然と心が静まります。
 
     大注連縄が迫力の出雲大社拝殿。参拝者のご祈祷、
     古伝新嘗祭等の祭事が執り行われます。
 

<八足門>

<素鵞社>

     お正月から5日間開放されますが、通常本殿にはここ
     から拝礼します。施された彫刻が美しい。
 
     大国主大神の親神、須佐之男命を祀るお社。親が子
     を見守るように、本殿後ろにひっそり佇んでいます。
 
3.道の駅めぐり2
  次に目指すは世界遺産に登録される日も近い?!石見銀山。出雲大社から国道9号線に出て、西に進み
 ます。途中2ヶ所ある道の駅に立ち寄り、スタンプをちゃっかりGet。2日目もしっかり集めて行きますよー♪

◆◇◆ Go、Go、スタンプラリー!その2 ◆◇◆

<No5.道の駅大社ご縁広場>

<No6.道の駅キララ多伎>

     出雲大社を模した建物が目を引く。中は大社町の自
     然やくらしを紹介する展示館になってます。物産店も
     食事処もない道の駅はちょっと珍しいかも。
                 (am10:15着〜am10:20発)
     島根で絶大な人気を誇る道の駅。白い砂浜に青い海
     を望むロケーションは最高!特産品の販売コーナー、
     レストランともすごい充実ぶりです。
                 (am10:50着〜am11:05発)
4.石見銀山 (a.m 11:45着〜p.m 1:15出発)
  石見銀山は中世から近代にかけて銀の採掘が行われた鉱山遺跡。2007年夏には世界遺産に登録される
 予定と聞き、ぜひこの目で見ておきたいと思ったのです。国道9号線から国道375号線を経て、県道46号線
 へ。山間の道をしばらく行くと、オレンジ色の瓦屋根が続く、雰囲気のある町並みに出ました。銀山とともに賑
 わった大森地区です。江戸情緒を色濃く残す風景は、まさにかねしのツボ!大森から銀山へ、昼食休憩も兼
 ねてゆっくり散策することにしました。
【御前そば】
  銀山公園駐車場に車を止め、辺りをぽこぽこ歩きます。すると早速、角に感じの良いお蕎麦屋さん「御前そ
 ば」を発見。大森の町並みに溶け込むようなその佇まいに引かれ、暖簾をくぐります。テーブル席と小上がり
 席がある町家風の店内は、ゆったりとして居心地いい。少し迷ってから、とみしは日替わり定食、かねしは割
 子そばをチョイスしました。日替わりは掛け蕎麦にご飯と小鉢が付いてなかなかのボリューム感。手打ちのお
 蕎麦はつるつるのしこしこで、かねしは3枚ぺロリと平らげてしまいました。

<お店全景>

<割子そば>

     町家風の佇まいが古い町並みにしっくり馴染む御前
     そば。観光スポット・五百羅漢にも近いです。
     割子そばにはそば猪口は付きません。そばに直接
     つゆをかけていただきます。残ったつゆは次の段に。

 

 

【大森の町並み】
  お腹が満足したところで町歩き再開。石州瓦を葺いた木造
 家屋が軒を連ねる様は、シルバーラッシュに沸く当時の賑わ
 いを彷彿とさせます。
  町家や武家屋敷が立ち並ぶなかには、古民家を再生した
 お店やギャラリーも。さりげなく縁側に置かれた鉢植え、軒先
 に揺れる風鈴、思わず足を止め見入ってしまう看板・・・ 古い
 町並みにキラリと光るセンスがたまりません。
 
         重要伝統的建造物郡保存地区に選定された大森の町では
         自動販売機もこの通り。

◆◇◆ アートな町並み ◆◇◆

 

 

【龍源寺間歩】
  その昔、ソーマ銀(大森の古名・佐摩(さま)村の名が由来)の名で世界に流通した石見銀。石見銀山には
 間歩(まぶ)と呼ばれる坑道が500以上も残されています。その中で唯一中を見学できるのが龍源寺間歩
 大森から少し離れているので車で移動しました。清水寺前駐車場に車を止め、緑豊な銀山街道を歩くこと約
 20分。間歩内は涼しいらしく、冷気が白いもやとなって入り口を漂っていました。
  入場料400円を払い中へ。無数に残るノミ跡が生々しい。奥には鉱脈に沿って掘られた横穴(ひ押し坑)が
 左右に走り、地下水の排出にも使ったという竪坑が恐ろしく地下深く伸びていました。これら全て人の手で掘っ
 たのかと思うと圧倒!
  出口付近には掘子(坑夫)たちの様子を描いた石見銀山絵巻が電照板で展示されており、当時の苦労が偲
 ばれます。

<龍源寺間歩入口>

<間歩内>

     かつては役所が置かれ、出入りを厳重にチェックされ
     ていた龍源寺間歩の入り口。坑道の長さは600mも
     あるとか。(公開されているのは273m)
     無数に残るノミ跡。間歩内は縦に横に、たくさんの坑
     道が走っている。1日5交代、24時間掘って30cm
     進むのがやっとだったとか。

 

 

  龍源寺間歩を出た所に、「石見銀山香屋」というお店があ
 りました。こちらの香り袋は、三瓶山に自生するクロモジを使
 用。クロモジは叩くと香りが増すそうで、店主が小片を金づち
 で叩くと爽やかな香りが広がりました。色とりどりの香り袋は
 見た目にもかわいい♪ 旅の記念に1つ購入しました。
  ほくほくで銀山街道に戻ると、龍源寺間歩バス停にちょうど
 バスが止まっています。ラッキー!とばかりに乗り込み、先の
 清水寺前駐車場で下車。歩けば20分かかる距離もバスだと
 たったの3分、楽ちんです。
 
石見銀山香屋の香り袋は1コ¥650。
  「香りが弱くなったら思いっきり叩いて下さいね。」とは店主のアドバイス。
  ストレス解消にもいい?!

 

 

 
【石見銀山散策Map(略図)】
 石見銀山&大森地区はこんな風になっています。→
 ピンク色の所が大森地区。
 
 龍源寺間歩前にも駐車場があります。こちらは有料で
 料金は普通車300円。

 
 今回わたし達が利用したバスは、石見交通の仁万線
 (仁万行き)。運行本数が少ないので、利用する際は
 事前に時刻表をチェックすることをおススメします。
 時刻表は観光案内所等で手に入る他、
こちらでも見
 ることができます。
 ちなみに、大森から龍源寺間歩まではゆるい上り坂
 に。同じバスを利用するなら、龍源寺間歩行きの方が
 お得?(笑)
 
   
かねし「うー、石見銀山は大森地区も含めて、とても1時間
         じゃ見て回れないや。よし! この次は、銀山公園
         駐車場からバスで龍源寺間歩まで行こう。そんで
         もって、新切間歩や製錬所跡をめぐりながらゆっくり
         大森まで戻って来るんだ。」
←行く気満々
   
とみし「かねし、ホントにここが気に入ったんだね。(汗)」
5.温泉津温泉 薬師湯 (p.m 1:40着〜p.m 2:35出発)
  石見銀山から県道31号線を経て、再び国道9号線を西へ。温泉津(ゆのつ)温泉に向かいます。温泉津は
 「温泉+津(港)」、その名の通り温泉と港の町です。狭い道を挟んで温泉旅館やお店が建ち並ぶ風景は、ど
 こか懐かしい。今回は島根No1の泉質を誇る薬師湯に入りました。
  薬師湯はレトロ感たっぷりの日帰り温泉施設(外湯)。番台やシンプルな脱衣所は、子どもの頃に行った銭
 湯を思い起こさせます。浴室は楕円形の小ぶりな浴槽が1つ。縁にも床にも、黄土色の温泉成分がびっちり
 付いています。よく見ると、湯口にはなまずの彫刻が。実は薬師湯、明治5年(1872年)の浜田大地震で湧
 き出た温泉で別名『震湯』、地元では『なまず湯』とも呼ばれているのです。
  泉質はナトリウム・カルシウム一塩化物泉。源泉掛け流しのお湯は42〜45度とちょっと熱めですが、緑が
 かったお湯に身を沈めると、濃い温泉成分が「効く〜〜〜
  入浴後はテラスでコーヒー(無料)をいただきます。港からの風も心地よく、のんびりくつろげました。

<薬師湯>

<温泉津の町並み>

     昔の映画館を思わせるレトロな外観。1階がお風呂
     で、2階と3階が休憩所になっています。
 
     どこか懐かしい温泉街。薬師湯のテラスから見た風
     景です。
 

    <薬師湯お風呂データ>
       
*入浴料:300円 *入浴施設:内湯男女各1、家族湯有 *その他施設:休憩所、コーヒーの無料サービス有
       *その他:大正ロマン漂う旧館はギャラリー、サロンになっています。
 
6.道の駅めぐり3
  温泉津から国道9号線をさらに西へ、本日のお宿目指してひたすら走ります。もちろん、途中3つの道の駅
 でスタンプをGetすることも忘れません。(笑)

◆◇◆ Go、Go、スタンプラリー!その3 ◆◇◆

<No7.道の駅ゆうひパーク浜田>

<No8.道の駅ゆうひパーク三隅>

     浜田漁港を見下ろす高台にある道の駅。駐車場が
     広いうえ、ファミレスに軽食店もあり立ち寄りやすい。
     特産品も豊富です。
                  (pm3:25着〜pm3:35発)
 
     スタンプ8個目Get、スタンプラリー完成です!こちら
     も海の眺めがきれい。水平線に沈む夕日、見てみた
     いです。
                  (pm3:50着〜pm3:55発)
 

<No9.道の駅ゆとりパークたまがわ>

                          山口県に突入!食事処、軽食コーナー、売店と揃っ
                          ていますが、到着した時間が時間なだけに、物が少
                          なかった。がっくし・・・
                                        (pm4:50着〜pm4:55発)
7.ホテル ミレ・オ・マーレ (p.m 5:00着)
  ゆとりパークたまがわの先から脇道へ。案内標識に従っ
 て、本日のお宿・ホテルミレ・オ・マーレに到着。
  ミレ・オ・マーレは、海側にあるイタリアンなお宿です。部屋
 数は11室と、こじんまりしています。荷物を解いたら、国定
 公園になっている海辺を散策。岩場になっているので、眺望
 はなかなかワイルドです。
  お楽しみの夕食はレストランで。今回は平日お得なビジネ
 スプラン(1泊2食6825円)を利用したのですが、いやはや、
 前菜に始まるコースディナーは本格的。おいしかったので、
 パスタを追加しちゃいました。(笑)
  食事中、HPにあった狸のことをスタッフの方に伺うと、ピ〜
 ♪と口笛を吹き、テラスにパンくずをパラパラ。待つこと数分
 かわいい狸が姿を現しました。なんだかほのぼの〜。

 

 

<夕食>

<タヌキ>

イタリア〜ンな夕食。画像はメインのスズキのポアレ。
 

ミレ・オ・マーレのアイドル・ポン太くん。←勝手に命名
 

<北長門国定公園>

                           近くには海があり、朝夕にお散歩が楽しめます。
< 2日目おさらい >


今回のドライブルートはこちら。↓
 ※かねしお手製の簡略Mapです。お出かけの際はちゃんとした地図でご確認下さい。


   ・ 正式には「いずもおおやしろ」と呼ばれる出雲大社。国道431号線沿いにあります。HPはこちら
 
   ・ 石見銀山へは、国道や県道に案内標識が出ています。
 
   ・ 温泉津温泉は国道9号線入口に案内標識有。
 
   ・ 薬師湯のHPは
こちら。駐車場はありますが、道が狭いので運転にはご注意を。
 
   ・ ホテルミレ・オ・マーレの宿泊プラン、及び詳しいアクセスマップはHPをご覧ください。
 

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