おきらく門司港レトロドライブ

 ◆のすたるじ〜♪◆

(『週刊おきらくくらぶ』’04年10/29号より)
 

    以前『柳川さげもんめぐり』で女2人旅に味をしめたかねしとかねし母(以下かね母)。今度は門司港レトロに行こうと
   計画してたところ、とみしも行きたいと言い出したので、母娘プラス婿殿の珍道中と相成りました。あー、こりゃこりゃ。
 
【出発】
  鳥栖ICをAM 9:20出発。天気は快晴、車の流れは順調、良
  いドライブになりそうです。途中基山SAで早めの休憩。

 
 かねし「基山SAって、大きいね。」
 とみし 「そういや今まで寄ったことなかったな。」
 
   トイレを済ませ、HWカードを購入し、再び車に。
 
 かね母「それにしてもさっきの着物(姿)の集団、
       何だったのかしら。。。」←ミステリー好きな母
 かねし「あ、わたしも思った思った。結婚式かな、
       何かな。色々想像しちゃうよね。」←同じく娘
 とみし 「・・・・・。」←ミステリー好きに閉口する一般人
   
【門司港レトロ】・・・AM10:40着−AM11:35発
  門司ICで九州道を降り(AM10:30)、門司港レトロ地区へ。道
  中到る所に標識が出ているので迷わず行けました。車を駐車場
  に止め(1時間200円)、海の方に歩いて行くと・・・
 
 かねし「おっ、いきなり雰囲気漂う建物があるゾ。」
 かね母「人力車も絵になるわねー。」
 
  門司港レトロとは、瀟洒な洋館が建ち並ぶ都市型観光地。かつ
 ての国際貿易都市を彷彿とさせる風雅な建物と、新しいものが織
 り交ざった場所で、新しくも懐かしい不思議空間です。
 
  旧門司税関。昭和初期まで税関庁舎として使われてた。
   
 とみし 「おーい、こっちに橋があるゾー!」
 
  門司港レトロのシンボル、ブルーウィングもじ(はね橋)です。
 
 かね母「立ってる所と海の高さが同じみたいね。」
 かねし「ホント、すごく広く感じる。気持ちいいー。」
 
  しばし海の眺めを楽しむ親子。しかし・・・
 
 かね母「ねーねー、はね橋ってことは、これ開いち
       ゃうの?パカって???」
 かねし「そうだね。写真で見たのは開いてたよ。」
 かね母「渡ってる途中で開いたら大変だよね?」
 
    大丈夫、心配ご無用。ブルーウィングもじの開橋は1日に6回あり、開橋の際は事前にアナウンスが流れるので
   あわてずゆっくり渡れます。なお開橋時間は1回につき20分間。
 
 かね母「なーんだ、それなら大丈夫ね。」
 かねし「あ、下関の方にも高いビルが見えるよ。」
 かね母「手前のは船?変わった形してるわね。」
 
  海峡ゆめタワーと海峡遊覧船ヴォイジャー。門司港レトロ発着
   のこの船は、巌流島等関門海峡周辺を周遊するらしい。
 
 かねし「せっかく来たんだから、この橋が開いてる
       ところも見てみたいな。」
 とみし 「あちこち回ってるうちに開くんじゃない?」
 かね母「あ、今アナウンスでもうすぐ開くって。」
 
   バタバタ渡るご一行様・・・
   
  はね橋を渡ると、ホテルやレストラン、お店が並ぶ界隈に出ま
  す。
 
 かねし「ここから見る景色もいいね。古いものと新
       しいものが交ざった風景。まさに門司港を
       象徴してるみたい。」
 
   高層マンション・レトロハイマートが見える風景。
   マンションの最上階(31階)は展望室になってるとか。
   その下にはおしゃれな洋館・国際友好記念図書館が見える
   んだけど、この画像ではちょっと見難いかな?

 
 とみし 「ここからどう行くんだ?」
 かねし「門司港駅に向ってみよう。確かそっちの
       方にもレトロな建物があるはずなんだ。」
 
    ウッドデッキ沿いにぐるりと回ると、お目当ての建物はすぐ見つかりました。
 
 かね母「うわ〜、素敵♪」
 かねし「左が旧門司三井倶楽部、右が旧大阪商船だね。」
 

            <旧門司三井倶楽部>
  大正10年、三井物産が社交倶楽部として建てたもの。
  平成2年に現在の場所に移築・復元されました。
             <旧大阪商船>
  大正6年建築。かつては大陸航路待合室だったとか。
  八角の塔屋は昔見張り塔だった名残。
  旧門司三井倶楽部前の通りを渡り、少し歩くとJR門司港駅
  です。
 
 「わー、パンフレットの写真と同じだー。」
 
  重要文化財にも指定されたこちらJR門司港駅は大正3年築。
   門司港レトロ観光のスタート地点です。本来は。(笑)
   (駐車場を始点とすると、どうも一般的な観光コースとは逆に
    なるような。。。)

 
 かね母「この建物も、中は見えないけど古くて味が
       あるわね。」
 かねし「JR九州第一庁舎って書いてある。今でも現
       役なのかな?」
 かね母「ところで、とみしさんは?」
 
    とみしは門司港駅をカメラに収めると、さっさと海峡プラザに向っていました。
 
 かね母「とみしさんって、観光はどうでもいいタイプ?」
 かねし「ん、どっちかってーとそういうタイプ。。。」
 
    とみしを追って海峡プラザへ。こちらは雑貨、お菓子、海産物と色んなお店が並んでいて、見てるだけでも楽しい
    スポットです。わたし達はアジの開きとツボ鯛の干物を買いました。
 

 とみし 「母ちゃん、ふぐのみりん干しいっぱい買ってたけど・・・」
 かねし「うん、ばーちゃんに頼まれたんだって。」 ※ふぐのみりん干しはこの辺りでしか手に入らないナリ。
 
    観光に買い物、いっぱい楽しんで駐車場に戻るとちょうど1時間。駐車料金200円を払い、今度は下関に向かっ
    て出発。
 
 かね母「きっかり1時間で周ってきちゃうなんて、効率いいわねー。」←調子に乗りやすい母
 かねし「さすがわたし達よねー。」←同じく娘
 とみし 「・・・・・。」←お調子者に閉口する一般人
 
【唐戸市場】・・・PM12:00着−PM1:15発
  関門トンネルを抜け、車は西へ。昼食休憩に訪れたのは唐戸
  市場。こちらの市場は一般客にも開放され、新鮮な魚介がお手
  頃な価格で手に入るとうわさです。 しかしそれ以上にわたし達
  を魅了するのは・・・

 
 かねし「楽しみだなぁ。」
 とみし 「何食おうかなー。」
 かね母「何でも好きなものを好きなだけ選べるんで
       しょ?いいわよねー。」
 
  そう、それは寿司バイキング
  好きなネタのお寿司を1個から売ってくれるので、色んなお店
  の色んなお寿司が選り取りみどりなのです。うほーー♪
  期待に胸躍らせ中に入ります。
   
 かね母「わー、すごい賑わい。」
 とみし 「どこから攻めればいいんだ?」
 かねし「こういう雰囲気大好き〜♪」
 
  唐戸市場の中は色んなお店が出ていて、それぞれにおいしそ
   うなお寿司が並んでいます。中にはふく鍋や唐揚げも。
                  
※下関ではふぐを”ふく”といいます。
 
 かね母「これだけ人が多いと、座る場所を探すのも
       大変ね。」
 とみし 「おーい、こっちだ!こっち席空いてるゾ!」
 かねし「さすがとみし。。。」
   
 
  とみしが確保した席は、お店の角。ずらりと並んだお寿司を見なが
 ら食べられる特等席です。
 
 とみし 「やっぱり、トロは外せないでしょ、お母さん。」
 かね母「そうよねー。あら、くじらの皮がある、珍しい。」
 かねし「ウニ、イクラが1貫200円だってー♪」
 かね母「え、お薦めはアジ?ホント、身がきれいね。」
 とみし 「オレ、ふくのみそ汁食う。」
 かねし「あ、じゃぁふくのから揚げ食べようかな。」
 かね母「くじらの竜田揚げもおいしそうよ?」
 
  おいしい海の幸に狂喜乱舞のご一行様。。。
 
 とみし 「さて、腹もいっぱいになったし、行きますか。」
 
    食事の後はお風呂イベント。今回選んだのは、
『our footprints』のtumaさんお薦めの『おとぎの杜』。
    来た道を八幡方面まで戻ります。が―
 
 とみし 「関門トンネル、どこにあるんだ?」
 かねし「あれ〜?2号線に入る道なかったね。このまま191号線走ってれば、どこかにあるはず
       なんだけど・・・」
 とみし 「もう関門橋もとっくに頭の上を通過したゾ?」
 かねし「こりゃ、間違ったな。でもほら、景色はいいゾ。皆様、右手に広がるのは関門海峡です。」
 とみし 「誤魔化さないで軌道修正しろ、ナビ!」
 かね母「わ〜、ホント、見晴らしいいよ〜。青い海、青い空!」←おきらくな母
 かねし「でしょでしょ。アップル地図にも好景観道路として記載されてるんだよ〜。」←同じく娘
 とみし 「・・・・・。」←おきらく者に閉口する一般人
 
    そんなわけで。不本意ながら長府まで行ってしまったご一行様。。。
 
【おとぎの杜】・・・PM2:40着−PM4:25発
 下関ICから高速道に乗り(PM1:45)南下、門司ICから北九州
 都市高速に入り黒崎ICへ(PM2:10)。渋滞の末やっとたどり着
 いた『おとぎの杜』はまさにオアシスでした。
 
 かね母「ぬるりとしたお湯が気持ち良かったね。」
 かねし「浴室も広々してて爽快♪」
 
とみし 「冷凍サウナってすごいな。毛穴がきゅー
       って縮まるのを感じたよ。」
 
 【お風呂データ】
   ・入浴料 :大人¥800(土日祝日¥900)
   ・風呂施設:内湯露天男女各1。サウナ有。
   ・その他施設:食事処、休憩所等
 
    気分もさっぱりしたところで、再び車の群れを潜り抜け黒崎ICに向います。
 
 かねし「お風呂は気持ち良かったし、お魚はおいしかったし、大満足♪」
 とみし 「唐戸市場がああいった所だとは・・・。 うん、気に入った、また来よう。」
 かね母「今度は海鮮丼食べてみたいな。」
 かねし「あー、あれ具がいっぱいのってておいしそうだったね〜。」
 
    都市高速から八幡ICで九州自動車道へ(PM4:45)、渋滞もほとんどなく車は快調に走り、PM5:25、無事
    久留米ICに到着。かねし母も大満足の門司港レトロツアーでした。
  
【おさらい】
  今回のドライブルートはこちら。→
    位置関係を簡単に表しただけの略図なので、お出かけの
    際はちゃんとした地図でご確認ください。

 
  門司港レトロ最寄のICは門司ICです。(北九州都
 市高速の場合は春日IC。) なお、福岡IC方面から
 の場合、門司港IC(※)では降りられないので、ご注
 意を。
   下関IC方面からなら降りられます。また下関IC方面へ
      なら乗ることも可。こういうインターチェンジをハーフイン
      ターというそうです。初めて知った。。。
      新門司ICもハーフインターで、こちらは乗り降りともに
      福岡IC方面しか利用できないそうです。
 <余談>
   下関市街地の道は下関初心者には難しい気が・・・(苦笑)