*おきらく三郡山に登る*

 ◆三郡を望む。◆

(登山日’05年 9月24日)
 

      今年6回目となる山歩き。どこにしようか迷った挙句、前回登った宝満山のお隣・三郡山に決定。昭和の森から
      河原谷を通って山頂を目指します。
 
【スタート】
   am8:10、昭和の森入口にある駐車場をスタート。
 
 とみし「ところで、この『昭和の森』って一体何?」
 かねし「河川プールやキャンプ場もある森林自然公園
       だよ。でも、一昨年の水害で今は利用できない
       んだって。」
 とみし「ふーん。」
 
   河原谷コースを示す園内の標識に従い、貯水池の横を通って
   林道に入ります。
 
【林道】
   昭和の森を抜けて砂利道に。難所ヶ滝へと進みます。
 
 とみし「しばらくはこういう林道を歩くんだな。」
 かねし「あれ?看板が出てる。『災害復旧工事のため
       通行注意』 『浮石落石注意』か・・・ 慎重に進
       もうね。」
 
   林道を歩いていると、2台のダンプがわたし達の横を通って行き
   ました。車にも注意。
 
 かねし「道は単調だけど、この杉林はきれいだね。」
 
【河原谷】
   河原谷コースというからには沢沿いルートなはず。「川はどこ
   かな?」 しばらく行くと水の音が聞こえてきました。しかし・・・
 
 とみし「河原谷ってこれか・・・?」
 かねし「話は聞いていたけど、これほどとは・・・」
 
   「百聞は一見にしかず」 なぎ倒された木々やゴロゴロと転がる
   巨大な岩が、水害の凄まじさを物語っていました。
 
 かねし「坊がつるの雨ヶ池越ルートといい、この河原
       谷といい、最近の雨は怖いね。こうなると地球
       温暖化も深刻だよ。」
 
【登山道】
   30分程歩いたところで林道終点。
 
 とみし「いよいよここから登山道だ。」
 かねし「周りも自然林だし、山歩きしてるって感じ♪」
 
   よく踏み慣らされた緩やかな道を登っていくと、宝満山へと分け
   る分岐点がありました。ここは難所ヶ滝に進路を取ります。
 
 とみし「ずっとこんな道だと楽なんだが。。。」
 
   そうはいかないのが世の常、山の常。 『滝まで40分』の標識
   を過ぎた辺りから石がゴロゴロ、足場が悪くなってきました。
   やっぱり・・・
 
【難所ヶ滝分岐】
   足元を選びながら慎重に登り、難所ヶ滝分岐に到着。
 
 かねし「なるほど。ここを左に行けば、冬に凍結する
       ことで知られる難所ヶ滝だね。」
 とみし「今は凍っちゃないし、寄り道する体力も時間
       もないからこのまま直進するゾ。」
 
   しかし、ここからがへっぴーかねし最大の難所でした。岩混じり
   で歩きにくいうえ傾斜が急で、下手をすると足元がガラガラ崩れ
   るのです。
 
 かねし「ダ、ダメだ、足が上がらない・・・ ぜいぜい・・・
 とみし「がんばれ、かねしー!」
 
【河原谷分岐】
   なんとか急坂を登りきり、am10:05、河原谷と宝満山・三郡
   山縦走路とを分ける河原谷分岐にたどり着きました。ぜー・・・
 
 とみし「ここまで来れば後は楽だと思うゾ?」
 かねし「そう願いたいね。。。ぜー、ぜー・・・」
 
   縦走路は九州自然歩道、その上尾根道と聞き、歩きやすい道
   を想像していたのですが―
 
 かねし「急坂に岩場、なかなかワイルドな自然歩道だ。
       これホントに尾根道?」
 
【シデの林】
   ちょっと心配になりましたが、やがてアップダウンの緩やかな
   尾根道らしい道になりました。
 
 かねし「やっと周りを見る余裕が出てきたよ。ふー。」
 
   いくつか坂を越えると、広々とした道に出ました。頭上には幾
   重にも枝が生い茂っています。
 
 とみし「シデの木だって。」
 かねし「緑のトンネルがきれいー♪」
 
   この先に天の泉と呼ばれる給水ポイントがあるのですが、15m
   の脇道を下る体力がなかったのでそのまま山頂に向いました。
 
【山頂】
   一旦林道に出てレーダー塔の脇を登り、am11:00、ついに山
   頂にゴール。標高936mの頂には山頂を示す立派な標識があ
   りました。
 
 とみし「やったー、頂上だー!」
 かねし「おお、見事な展望!三郡を見渡す山とはよく
       言ったものだねぇ。」
 
   旧筑紫、粕屋、嘉穂、3つの郡の堺にある三郡山。山頂からの
   眺めは最高!・・・だったのにみるみるガスが漂い始め・・・
    画像はガスに煙るレーダー塔。
 
 かねし「ありゃ、何にも見えない。」
 とみし「山の天気は変わりやすいのぉ。。。」
 
        辺りが真っ白な中で昼食を取り、充分休憩してからam11:45下山開始。行きと同じ河原谷コースをたどり
        (河原谷分岐:pm12:25)、pm2:05、昭和の森駐車場に無事到着しました。
           かねし:「とは言え、下りも例の難所(難所ヶ滝―河原谷分岐間)で四苦八苦したへっぴーです。(爆)」
 

 

 

 
  三郡山に登った翌日、筑後川の土手沿いを車で走っ
 ていると、宝満山と三郡山がくっきりと見えました。両山
 とも雲や霞がかかることが多く、こんな風に山の稜線が
 はっきり見えることは稀なのですが・・・ 秋ですかね。
  ちょっと見にくいのですが、三郡山の矢印の先にある
 白いポッチがレーダー塔です。
  こうして見ると「あんな所まで行ったのか・・・」と感慨深
 いものが。。。

 

 

<立ち寄りスポット>・・・今回、とみし&かねしが立ち寄ったのはこちら。
【花立山温泉】
  福岡県筑前町花立山の麓にある日帰り温泉施設。
 泉質はアルカリ性単純温泉で、PH9.8のヌルヌル温泉
 は1度入るとクセになります。 和風と洋風2種類ある大
 浴場は広々していて、特に和風露天風呂は眺めも良く
 開放感たっぷり。
  【お風呂データ】
    ・入浴料:大人800円、会員(※)600円
    ・風呂施設:内湯・露天男女各1。家族風呂、サウナ有
    ・その他施設:休憩所、食事処、カラオケ、売店等
     
200円を払って手続きするとその場で会員になれます。
   
<おさらい>
  今回のお出かけルートはこちら。→
   ※大体の位置関係を表わしただけの簡略Mapです。
     お出かけの際はちゃんとした地図でご確認下さい。

 
  ・ 昭和の森は、現在閉鎖されているためか、
   道中目立つ標識もなくわかりにくかったです。
   太宰府市側から行く場合は35号線沿いに
   あるコンビニ・デイリーの1つ先の交差点を
   右折、バス路線に沿って行くと入口に看板
   があります。
 
  ・ 三郡山近くにも都久志の湯など温泉がある
   のですが、今回はこの後田主丸町(かねし
   実家)に向ったため、その途中にある花立
   山温泉に寄りました。というわけで、この地
   図には書き込めず・・・(汗) 場所について
   は
立山温泉HPをご覧下さい。
 

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