島原の旅

 オランダとの交流400年を記念する「阿蘭陀年」で盛り上がる
長崎は島原に行ってきました。海沿いのローカル列車の旅、海の
見える露天風呂...かねしの願望丸出しの旅です。 
                             (2000.4/12〜4/13)

旅程
1日目
 
  
 博多駅 =特急かもめ7号⇒ 諫早駅 =島原鉄道⇒ 島原駅  島原城
    9:00発       10:33着   10:44発     12:01着
  
     武家屋敷跡  しまばら水屋敷(休憩)  鯉の泳ぐまち
  
     商店街(ショッピング)  ねはん仏  島鉄本社前駅 =島原鉄道⇒
                                    15:11発
  
     島原外港駅 =送迎バス⇒ ホテル
   
15:20着
  
   
2日目

   
 ホテル  島原外港駅 =島鉄・トロッコ列車⇒ 深江駅 =トロッコ列車⇒ 
               
9:36発           (※折り返し)
  
    島原外港駅  島原港 =バス・がまだす号(※) 雲仙(地獄廻り・入浴・昼食)
  
10:21着            11:07発             11:42着         13:59発
   
    =バス・がまだす号⇒ 島原大手  島原駅 =島原鉄道⇒ 諫早駅
           14:36着           15:18発    16:27着  16:48発
  
    =特急かもめ34号⇒ 博多駅
           18:18着
   
                                 記号/ : 乗り物, : 徒歩
   
         ※白いかもめ : 2000年春デビューしたJR九州の特急列車。博多−長崎間を結びます。
                 車内レポートは
こちら
         ※がまだす号 : 「島原半島観光復興」「ながさき阿蘭陀年」共同キャンペーンによる、
                 2000年4月1日〜5月31日の間、期間限定で運行される無料シャトル
                 バス。島原半島内のお宿に泊まった人のみ利用できます。(要予約)
                 「がまだす」とは長崎の方言で「がんばる」という意味だそうです。9年前、
                 普賢岳の噴火で被害を受けたこの地域の方々の合言葉なんですね。
   
         ●JR九州 ・ ジョイロード企画「駅長おすすめの湯・島原コース」利用。
        細かいプランニングは、かねしが担当。今回はそんなにハードじゃないゾ!...たぶん。
   
   
 ← これが、かねしが乗りたかった
    島原鉄道。諫早⇔加津佐を結び
    ます。
   
島原鉄道は海沿いを走るローカル線。
途中、こんな駅・大三東(おおみさき)
を発見しました。 →
ホームのすぐ裏が海!感動です♪

島原散歩道
  とみし&かねしが立ち寄ったスポットを写真でご紹介♪
 <島原城・お堀>
  お堀を桜の木がぐるりと囲んでいます。
 もうちょっと早く来てたら、お花見もできたな。
 後ろに見えているのが、眉山。その向こうに
 少し見えているのが普賢岳です。
  とみしが凝りに凝ったアングルを、どうぞ、
 お楽しみください。(笑)
 
 
   

 <島原城>
  島原のシンボルです。
 お城の中は資料展示室になっています。
 南蛮貿易で入ってきた陶器にギヤマン、
 キリシタン文化を伝えるマリア像、武士が
 使っていた品々…。島原のことが、よく
 わかります。
  1番上は展望台になっていて、天気のいい
 日は、阿蘇山が見えるそうです。わたし達は
 黄砂のため、ぼんやりとしか見えません
 でした。残念。
  島原に来たなら、まず、ここに立ち寄ること
 をおすすめします。
  
   
 <しまばら水屋敷>
  とみし&かねしが休憩で立ち寄ったところ。
 古い日本家屋で、お庭には湧き水でできた
 池があります。入口でくつを脱いで、縁側で
 このお庭を眺めながら、名物・かんざらしを
 いただく…。なんとも贅沢なひとときでした。
  ここで、この近辺の地図(手作り)がもらえ
 ます。散策のお供に…。
     
   
 <鯉の泳ぐまち>
  島原は湧き水の町です。町のあちこちで、
 きれいな水が湧いています。実際に生活
 用水として利用しているところも、あるそう
 です。
  ここ鯉の泳ぐまちは、その名の通り、町の
 用水路に鯉が放されています。街中で、澄ん
 だ水の中を泳ぐ鯉が見れるなんて、感動♪
     
   
 <ねはん仏>
  しまばら水屋敷のご主人が作ったという、
 「まねき猫ハンカチ」を買うため、アーケード
 をぽくぽく歩いていて、たまたま立ち寄った
 ところです。桜の花びらが舞う中、横になった
 仏様の像が、なんとも言えない風景でした。
  
  
     

勝手にBest3
    とみしが選ぶBest3       かねしが選ぶBest3
   
1位 かんざらし  1位 かんざらし
    かねしが「食べたい。」って言った時は、
     「たかが白玉だんごじゃねーか。」と思った。
     けど、試しにかねしの味見させてもらったら、
     うまいんだ、これが!恐るべし、かんざらし…。
      島原行ったら絶対食べたいと思ってた
      
しまばら水屋敷のかんざらし。もちもちっと
      した白玉に、すっきりとした甘味の蜜が
      絶妙のハーモニー♪また食べた〜い!
   

 <かんざらし>
   これがとみし&かねし絶賛のかんざらし。
   とみしいわく、
    「とんねるずのタカさんに食べさせたい…。」
     (※「みなさんのおかげでした・食わず嫌い」の
       お土産ね。)
   
しまばら水屋敷については、上記「島原散歩道」
   を参照ください。
   
   
   
   
   
    
   
2位 雲仙の共同温泉風呂  2位 雲仙の共同温泉風呂
     硫黄の匂いに誘われて(?)、温泉に入り
     たくなって、思わず入ったのがここ。
     入浴の際は、近くの土産店等で100円の
     入浴券を買う。手ぶらで行っても、50円で
     タオルを貸してもらえるゾ。
      番台のおばちゃんとネコが迎えてくれる、
      どこか懐かしい感じのする共同浴場。
      お湯はチョット白っぽくて、いかにも「温泉!」
      って感じ。昼間のせいかだぁ〜れもいなくて、
      独り占め♪贅沢なひとときでした。
   
3位 トロッコ列車の語り部のおじちゃん  3位 雲仙の地獄廻り
    島原鉄道の観光列車・トロッコ列車に同乗して、
     沿線の案内をしてくれた。この語り口調が、
     なんとも味があっていいんだ♪「次はふか〜え、
     ふか〜え〜!」って、旅情をそそるんだな。
      鼻をつく硫黄の匂い、もうもうと立ち込める
      煙…。自然って、すごいよね。途中、立ち
      寄ったお店で食べた温泉たまご、ほのか〜
      にしみた味がなんとも言えず美味だった♪
   
<雲仙地獄>
 雲仙でバスを降りた途端、硫黄の匂い
 が!泥がぶくぶくの坊主地獄や、お湯
 がぼっこんぼっこん湧き出る大迫力の
 叫喚地獄、いろいろな地獄が見学でき
 ます。きれいな遊歩道が整備されてる
 ので、歩きやすいです。とみし&かねし
 も、のんびり散策を楽しみました。
 地獄内でおばちゃんが売ってる名物
 温泉たまごは3個200円。塩付きです。
 もうもうと上がる煙の中で食べている
 と、自分が温泉たまごになった気分。
 熱いです…。
   
次点 ホテルの実習生のお姉ちゃん  次点 トロッコ列車
     4月は新入社員が入る季節。帰りのフロント
      で対応してくれた実習生の姉ちゃん、まだ
      不慣れな感じだった、が感じはよかったな。
      ま、がんばってくれ!
      
       島原と深江を往復する観光列車。
       車窓からは眉山と平成新山を見ることが
       できます。語り部のおじさんが、普賢岳
       噴火の時の様子、復興状況等、語って
       くれます。(要予約)
   

旅を終えて・・・
 「ながさき阿蘭陀年」で盛り上がる長崎。島原でも、キャンペーンの一環なのかな?
「ながさき阿蘭陀年」と書かれたプランターにお花がたくさん植えられていて、とても
きれいでした。そうそう!ロゴ入りの長崎限定100円ジュースには、びっくりしたな。
 9年前、普賢岳の噴火で被害を受けた島原。トロッコ列車で、最も被害を受けた
水無川周辺を見ましたが、宅地・農地整備が進んで、きれいになっていました。
でも、平成新山や黒々とした山のふもとを見れば、当時どれだけダメージを受けたか、
想像できます。島原の人たちのがんばりに、なんだか熱いものを感じました。
 「がまだす!島原!」 これからも、島原の復興を応援していきたいと思いました。
 

ホテルの窓から見えた日の出。海の向こうは阿蘇山です。

Photo : とみし
文   : かねし