山と温泉の旅(涌蓋山/筋湯温泉編)

 坊がつるトレッキングから早1年。「くじゅうはもうススキの穂が白く揺れている頃だなぁ。マツムシ
 ソウは咲いたかな?」 なんだかくじゅうが恋しくなってきました。折りしも秋山シーズン真っ盛り。
 「もう行っちゃう?行っちゃう?」 勢いだけで決行したくじゅう・山と温泉の旅第2弾です。
                                                    (2006年9月24日〜25日)
     
< Let’s ドライブ!*1日目* >
1.出発 (a.m 6:55 自宅出発)
   今回チャレンジするのは涌蓋山。九重連山から少し離れたところにある独立峰で、山頂からの展望は
  最高だとか。う〜、楽しみ!登山後はお宿のある筋湯温泉に入ります。
   まずは登山口となるはげの湯へGo! くじゅう方面に出かける時はいつも大分道を利用しますが、今回
  は勢いだけに任せた突発旅行ゆえにフトコロ事情が厳しい・・・ というわけで、一般道で行きます。(爆)
  国道210号線を日田まで走ったら「ファームロードわいた」へ(am8:10)。朝もや漂うファームロード、車
  も少なく快適です。
2.涌蓋山登山 (a.m 9:05着〜p.m 1:30出発)
   はげの湯は最近注目を集めている涌蓋山麓温泉郷の1つ。案内標識から細い坂道を上って行くと、辺り
  は白い湯煙がもくもく。 その向こうに、小国富士と呼ばれる涌蓋山の秀麗な姿が見えてきました。 うーん、
  気分盛り上がってきたゾ♪
   「登山者用駐車場」に車を止め(am9:05)、準備を整えたら涌蓋山に向かって出発(am9:20)。放牧
  場を通って山頂を目指します。
   放牧場は一面ススキ野原。正面に涌蓋山の頂を見ながら、身の丈ほどもあるススキをワシャワシャかき
  分けて進みます。頬をなでる穂がくすぐったい。
   放牧場を突っ切ると林道に出ました。昨年の豪雨の爪跡でしょうか、露出した山肌が痛々しかったです。
   「涌蓋山登山口」の標識から登山道に入り、今度は樹林帯を進みます。木陰のひんやりとした空気が気
  持ちいい。やがてミヤマキリシマ等低潅木帯となり、それを抜けると視界が開け山頂がぐっと近づきます。
  しかしここに来て、とみしもかねしもすっかり息があがってしまいました。傾斜が比較的急とはいえ、こりゃ
  日頃の運動不足がたたったな。(爆) 「ちょっと一休み」と立ち止まると、足元にリンドウを見つけました。
  さらに目をやると、マツムシソウにワレモコウ、アキノキリンソウ、ヤマラッキョウ・・・ 次々に色とりどりの
  花々が顔を出します。さすが山野草の宝庫・涌蓋山だ!
   可憐な花達に励まされ、am11:10、ついに標高1500mの頂に到着しました。 草原状の山頂からは、
  東に九重山群、南に阿蘇山と、九州の名だたる名峰が一望! もう最高の気分です♪
   お昼を食べ、展望を充分に楽しんでから、pm12:00下山開始。 来た道を戻り、pm1:20、無事元の
  駐車場に着きました。

         <ススキ野原の放牧場>
     風に揺れる穂が銀の波のよう。正面に見える涌蓋
     山が見事です。
           <マツムシソウの群生>
     今年も会えたね、マツムシソウ♪涌蓋山にはたく
     さん咲いていました。

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※詳しい記録は『おきらく涌蓋山に登る』をご覧ください。
  

3.旅館 山翠 (p.m 1:35着〜p.m 2:20出発)
  山歩きを楽しんだ後は旅館山翠に立ち寄り湯。温泉棟
 が別棟になっているので日帰りでも利用しやすいです。入
 浴料も500円とお手ごろ。
  お湯は無色透明で、よく見ると湯の花がぷわぷわ浮いて
 います。浴室は狭いですが、500円で家族湯も洞窟風呂
 も利用できるのはお得かも? 自慢は混浴の露天風呂。
 標高750mの高台にあるだけに展望が格別だとか。勇気
 がなくて入らなかったけど、もったいなかったかな?(笑)
 
  
 【お風呂データ】
    
・入浴料:大人500円
    ・お風呂施設:内湯、露天男女各1。(サウナ有) 洞窟風呂、
             家族風呂、混浴露天風呂等。
4.シェ・タニのソフトクリーム (p.m 3:05着〜p.m 3:15出発)
  山翠で汗を流し、さっぱりしたところで本日のお宿「かく
 おや」に向かいます。ファームロードを黒川方面に南下し
 国道442号線へ。途中三愛レストハウスを覗いて、瀬の
 本交差点から県道40号線に入りました。
  お宿まではもう少しなのですが、「なんとなく甘い物が食
 べたい・・・」 迷うことなくシェ・タニ瀬の本高原店に突入。
 シェ・タニといえばケーキバイキングですが、夕飯に響くと
 いけないので(←いやしん坊)ここはソフトクリームでぐっと
 我慢。しかしさすが洋菓子店のソフトクリーム。濃厚なミル
 クとふんわり漂うリキュールの香りが美味です〜♪
 
 
クリームとコーンのミックスソフト。画像ではわかりにくいのですが
   白と黄みがかったクリーム色の2色ソフトです。
5.旅館 かくおや (p.m 3:40着)
  今回お世話になる「旅館かくおや」は筋湯温泉街のほぼ中央にあり
 あのうたせ大浴場もすぐ目の前という好立地。しかも宿泊客は筋湯に
 ある共同浴場が全て無料で入れるというのですから、温泉好きにはた
 まりません。入りまくるゾー♪
  お部屋に通されると、早速浴衣に着替えます。この浴衣が宿泊客で
 あることの証。身もココロも湯治客となったところで、とみしはうたせ大
 浴場へ、かねしは別棟にある貸切風呂・風色ん湯に出かけました。
  かくおや別棟にはそれぞれ趣きの異なる3つのお風呂があるのです
 が、そこまでの道のりはちょっとユニーク。予約した時間にフロントへ
 行くとお風呂の鍵と一緒に地図を手渡されるので、それを頼りに温泉
 街をそぞろ歩くのです。大浴場の脇を通り、車の入れない細い路地を
 進み・・・ そうしてたどり着いたのは極上かつ至福の空間―! 本館
 から歩いて5分程の距離ですが、ちょっとした冒険気分が味わえて楽
 しかったです。
 
                                      「旅館かくおや」外観

 
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              <風色ん湯>
    かくおやNo1の人気を誇る”風色ん湯”。木々を渡る風
    が心地よいです。
              <夕食>
    山女の塩焼きに馬刺し、鉄板焼き、うざく・・・と山の幸
    てんこ盛りの夕食。さらに山菜の天ぷら、デザートも。
 
< 1日目おさらい >
 今回のドライブルートはこちら。→
   
※かねしお手製簡略Map。お出かけの際は
     ちゃんとした地図でご確認下さい。
 
 ・早朝のファームロードわいたは、霧で視界の悪い
  時があります。運転注意です。
 
 ・涌蓋山には水場がないので、水は充分に用意
  しましょう。
 
 ・涌蓋山には登山口を含めトイレがありません。
  またファームロードわいたを通って登山口に向か
  う場合途中立ち寄れるトイレもないので(道沿い
  にお店はいくつかあるけど、早朝だとまだ開いて
  ないし・・・)、あった場所で済ませておくことをお
  勧めします。
 
 ・旅館山翠は涌蓋山麓温泉郷で最も高い場所に。
  入口の水車が目印です。
 
 ・シェ・タニ瀬の本高原店は県道40号線と11号線
  の分岐点近く。
 
 ・旅館かくおやはうたせ大浴場を目標にすると行き
  やすいです。駐車場はフロントで確認のこと。

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