阿蘇・高千穂スピリチュアルの旅2

< Let’s ドライブ!*2日目* >
1.出発 (a.m 7:45お宿出発)
  翌朝はちょっと早起きして辺りをお散歩。朝もや漂う高原は
 空気もひんやり爽やかで、歩いているうちに体中の細胞が
 目覚めていくように感じました。
        とうきび畑の向こうに朝日に照らされた阿蘇の山が見える。
        右に見えるのが阿蘇のシンボル・米塚です。
 
  宿に戻ると朝食の準備ができていました。ほかほかのご飯
 に貝汁、卵、明太子・・・ 日本の朝ごはんをしっかりいただい
 て、am7:45、元気に出発。この日は阿蘇神社から内牧温
 泉を周り、南阿蘇で自然の恵みを満喫します。
2.阿蘇神社 (a.m 7:55着〜a.m 8:30出発)
  国道57号線を東に、一の宮方面へ。これまで何度も訪れ
 ている阿蘇神社ですが、早朝の阿蘇神社は際立って空気が
 澄んで清らかに思えました。
  『神の泉』で手と口を洗い清めてから、拝殿前で拝礼。人影
 もまばらな境内に拍手が高く響き、気持ちが引き締まる思い
 がしました。
  参拝後、いつものようにお水をいただこうと『神の泉』に行く
 と、地元の方でしょうか、側にある竹筒に生けたお花の水を
 替えておられるのを見かけました。阿蘇神社に祀られるのは
 阿蘇開拓の祖・健磐龍命(タテイワタツノミコト)。阿蘇で暮す
 人々にとっては日々の生活に深く関わる神さまなのでしょう。
 こういういう清々しい光景に出会えるのも、早朝参拝ならでは
 だなぁと思いました。

 

  

   
     阿蘇神社の参道。普通参道は社殿に向かって伸びていますが
      こちらは阿蘇山へと伸びています。一説には阿蘇山を拝するよう
      になっているとも・・・

 
             
神社入口にある大楼門は日本三大楼門の1つ。
  
3.内牧温泉 (a.m 8:50着〜a.m 9:50出発) 
  阿蘇神社から県道213号線で内牧温泉へ。内牧温泉には
 町湯と呼ばれる小さな温泉施設が点在しています。「どこに入
 ろうか。」 ネットで事前入手した『町湯マップ』を手に散々迷っ
 た挙句、2つのお湯をはしごすることにしました。
  1つ目は『大阿蘇』。駐車場の隅にある簡素な建物に、一瞬
 「え?」という感じでしたが(笑)、お湯は文句なし。少し青みを
 帯びた、つるすべな触感のお湯で気持ちよかったです。入浴
 料は100円。部活帰りの学生さんも立ち寄れるお手軽さが
 いいな〜と思いました。それから『新穂湯』へ。(画像右、入浴
 料200円) こちらは一昨年リニューアルされたということで、
 施設はピカピカ。お湯はさらりとしています。
  2つのお湯に浸かって思ったのですが、内牧のお湯はちょっ
 と熱め。冬の方が入りやすいかも・・・です。
4.南阿蘇水源めぐり (a.m 10:40着〜p.m 12:05出発) 
  内牧の異なる2つのお湯を楽しんで南阿蘇へ向かいます。まずは南阿蘇鉄道・中松駅に。実はここをスター
 ト地点に水源めぐりウォークができるのです。駐車場に車を止め、駅前にある水源マップで位置を確認。今回
 は池の川水源がある西エリアを歩いてみます。

<中松駅>

<南阿蘇鉄道>

    水源めぐりウォークのスタート地点。コースを記した案内
    板があるので、ここでお目当ての水源を確認。
 
    立野〜高森を結ぶ南阿蘇鉄道。トロッコ列車に乗って
    阿蘇の風を感じてみたい♪(←列車好き)
 

<池の川水源>

<入口>

<鏡のような水面>

    岩下神社の参道沿いにある水源。周りを木立が囲み、
    辺りはひんやりしています。池内にある兜石は農作物
    の吉凶を占うらしい。
    時折水紋が広がる鏡のように静かな水面ですが、湧水
    量は毎分5トンとか。水底の砂に目をこらすと水泡が湧く
    のが見えます。

<湧沢津水源>

<全景>

<カニ発見>

    木にぶら下がるタワシが生活用水であることを物語って
    いるようで微笑ましい。小さいながら湧水量は毎分5トン。
    水底から湧く泡を目で追っていたらカニを発見。これだけ
    きれいな水だと居心地いいだろうな。

<寺坂水源>

   
     <上・水源地、右・正教寺>
       その名の通りお寺の側にある水源地。参拝者の御手洗所になっ
       ています。飲料水としては利用されていないとのことですが、その
       透明度は底の小石1つ1つがはっきり見える程。水源地の真上
       には南阿蘇鉄道の鉄橋があり、水に手を浸していたら頭の上を
       列車が通り過ぎていきました。
  

 

 


<トウキビ畑越しに見る阿蘇山>

  水源めぐり中松駅コースは、村道325号線から水田地帯を縦横に走る小道を進みます。この日は時折強い
 日差しが照りつける夏日でしたが、田んぼへと流れる涼やかな水の音が暑さを凌いでくれました。右手には
 阿蘇五岳、左手には阿蘇外輪山。入道雲の影が山肌を撫で、稲穂の上を爽やかな風が吹き渡る・・・
  こうして歩いてみて、また新たな南阿蘇の魅力に気づくことができました。地球に生まれてよかったー!(笑)
       
    阿蘇外輪山をバックに広がる田園風景。
     雄大で、南阿蘇らしい風景だな〜と思いました。

 
田んぼのあぜ道にひっそり建つ猿田彦の碑。 
  猿田彦大神は道の神様。道行く人を見守ってきたのでしょうね。

 
5.あそ望の郷くぎの (p.m 12:10着〜p.m 12:50出発) 
  歩き回ってお腹ぺこぺこ。そこで阿蘇のおいしいものを求め
 「あそ望の郷くぎの」を訪れました。「あそ望の郷くぎの」は食事
 処、物産館、芝生公園と揃った総合観光施設で、阿蘇五岳を
 望む絶好のロケーションにあります。
  食事処「あじわい館」はビュッフェ形式で、カウンターには地
 元食材を使った一品料理がずらりと並んでいました。見晴らし
 の良いカウンター席を確保して、いざ品定め。散々悩んだ結果
 ここは久木野名物・久木野そばをいただくことに。かけそばに
 かき揚げをトッピングし、おむすびと地元のお母さん手作りの
 お漬け物を付ければ、久木野そば定食のできあがり。(笑)
  お腹がいっぱいになったら物産館へ。お野菜、スイーツ、お
 豆腐に久木野そば・・・と、こちらも南阿蘇の恵み盛りだくさん
 で、おみやげに何を買おうかここでも迷っちゃいました。(笑)
   

<広場>

<久木野そば>

    広々とした芝生広場。遮るものがなく、阿蘇五岳が一
    望できます。爽快!
    甘めのお出汁に喉ごしの良い久木野そば。新鮮野菜の
    かき揚げはからりとして、おそばに合います♪
6.久木野温泉 木の香湯(このかゆ) (p.m 1:10着〜p.m 2:10出発) 
  旅の締めはやっぱり温泉。県道28号線から長陽駅方面へ脇道に入り、「久木野温泉 木の香湯」へ。その名
 の通り、木をふんだんに使ったお風呂は癒し度満点。入浴料400円というお手頃さもあって、南阿蘇に来ると
 大抵こちらを利用させていただいています。(実は今回で3度目/笑)
  ナトリウム硫酸塩泉(弱アルカリ性)のお湯は無色無臭で、つるりとした肌触り。大きく取ったガラス窓からは
 阿蘇の山が一望でき、開放感抜群です♪

<木の香湯・外観>

<木の香湯・内湯>

    木をふんだんに使い、自然光をたっぷり取り込んだ温泉
    館は開放的で居心地良い♪
     湯に浸かりながら雄大な阿蘇山を望むという贅沢さ。
     たまりませんな。(笑)


 

      【お風呂データ】
        
*入浴料:大人400円  *入浴施設:内湯・露天男女各1(休日等ピーク時は別館のお風呂も開放されます。)
        *その他施設:休憩所、レストラン、売店など

                                                      
※画像は2008年3月に撮ったものです。
 
7.帰路 (p.m 3:25 八女IC着) 
  南阿蘇の恵みを体いっぱいに受けて、体もココロも元気満タン。益城熊本空港ICから九州道へ(pm2:40)、
 帰路に着きます。お盆休み期間中で心配された渋滞もなく、車の流れは順調そのもの。高速代節約のため
 八女ICで降りると後は一般道をゆるゆる走り、無事帰宅しました。
 
< 2日目おさらい >
   
  ・ 阿蘇神社は県道11号線から少し奥まったところに。入口に案内標識があります。
 
  ・ 内牧温泉の町湯は阿蘇温泉観光旅館協同組合「あそおんせんネット」さんでチェックすることができます。
    マップもあって助かりました♪
 
  ・ 水源めぐりウォークのコースは道々に小さな標識が出ています。マップは「阿蘇よくわかりマップ」さんで確認できます。
 
  ・ 南阿蘇の魅力がぎゅっ!と詰まった「あそ望の郷くぎの」と「木の香湯」。HPはこちら
 

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                     *かねしの独り言*
  「気のパワー」云々はよくわからなかったけど、雄大な自然といい、きれいな水といい、うまいモン
 といい、体とココロに心地よい癒しスポットであることは間違いない。恐るべし、九州のへそ!
 高千穂も南阿蘇も避暑地のイメージがあるけど、秋のしっとりとした雰囲気もいいと思うんだよね〜。
 季節を変えてまた行きたいな。できれば夜神楽も・・・
                                          すっかり「九州のへそ」に魅了されたかねしでした。
 
                                                                          Photo:とみし
                                                                          文   :かねし

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