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九州のへそ(中央)に鎮座する幣立神宮。某雑誌の新年号に掲載されているのを見て、以来 ずっと気になっていました。なんでも「中央構造線」という大断層の上にあって、最近はパワー スポットとして注目を集めているとか・・・ 「九州のへそといえば、神話の里・高千穂にも近い。 これは何かあるかも。。。」 というわけで行って参りました、阿蘇・高千穂スピリチュアルな旅 第2弾です。 (2008年8月13日~14日) <中央構造線> 関東から九州までおよそ1000Kmに渡る大断層。この中央構造線が通る長野県の分杭峠は「気」の出る パワースポットとして有名らしい。また三重県の伊勢神宮、愛媛県の霊峰・石槌山、大分県の臼杵など数々 の聖域・霊場がこの線上にあるというのも、なんとも不思議です。 ![]() <臼杵の石仏> <伊勢神宮> |
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< Let’s ドライブ!*1日目* > |
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1.出発 (a.m 7:00 鳥栖IC出発) | |
この日は念願の幣立神宮に詣で、高千穂を巡り、阿蘇のお宿に入ります。鳥栖ICから九州道を御船ICまで 走り(am8:10)、国道433線~国道218号線で高千穂を目指すのは3年前の高千穂ドライブと同じコース。 お盆期間中ということで九州道は少々混んでいましたが、国道に入ると車はほとんどありません。夏空の下、 濃い緑の合間を気持ちよく走り抜けていきます。 |
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2.竜宮滝 (a.m 9:00着~a.m 9:05出発) | |
![]() に渓流が流れ、石橋がそこここに見られます。滝も多く、滝好 きかねしとしてはいてもたってもいられない! で、とみしを拝 み倒し、国道沿いにある竜宮滝に立ち寄ってもらいました。 竜宮滝は高さ20m。水量も多く、辺りには水しぶきが霧雨 のようにやさしく降り注いでいます。滝壺は美しい緑色をして いて、「竜が住む」という伝説も頷ける気がしました。 マイナスイオンを浴びながら辺りを散策しているうち、植えら れた花々がどれも大きく、発色が良いことに気づきました。 ここまで来れば幣立神宮も近い。これは滝の水のせいか、は たまた例の中央構造線の影響なのか。どきどき・・・ |
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3.幣立神宮 (a.m 9:25着~a.m 10:45出発) | |
![]() 願の幣立神宮へ。幣立神宮までの道中案内標識は一切なく、 入口に看板があるのみ。これでは前回高千穂ドライブで通った とき気づかなかったのも無理ないな、と思いました。 幣立神宮は通称「高天原・日の宮」といいます。「高天原」とは 日本神話でいう天上界のこと、そして「日の宮」とは天照大神の 住まう宮殿のこと。そう、こちらの神社には太陽神・天照大神を はじめ、宇宙神・神漏岐命、神漏美命(カムロギノミコト、カムロ ミノミコト)、大宇宙大和神(オオトノチオオカミ)、古事記では最 高神とされる天御中主大神(アメノミナカヌシオオカミ)と、そう そうたる神々が祀られているのです。「いったいどんなお社な んだろう。」 ドキドキしながら長い石段を上って行くと、思いの ほか素朴で、こじんまりとした社殿が佇んでいました。(画像左) |
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![]() ・・・ 静かに身を置くだけで癒される、そんな感じがしました。 本殿と両脇にある摂末社に拝礼をしてから、もう1つの癒し スポット東御手洗へ。社殿裏にある階段下の分岐を右に、杉 の巨木の間を下ります。 東御手洗は水場らしく、辺りはひんやりとしていました。とて も気持ちの良い場所ですが、八大龍王が鎮まり北辰妙見(天 御中主大神と同一神とされる)が祀られる聖地と聞くと、なん だか恐れ多い気も。。。 側に祀られる東水神宮にお参りし、御神水をいただきます。 (画像右) 2本の竹筒から流れ落ちる水は湧水だそうで、その 冷たさは体に染みるよう。左の方がおいしいという噂ですが、 わたしにはどちらもおいしく感じられました。 |
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![]() ![]() 浮く、どこか懐かしい田園風景が広がっています。 ![]() |
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![]() 御陵墓へ。先ほどの分岐を左に進みます。 御陵墓は緑の深い場所にあるらしく、入口を示す立札(「神陵 参拝口 聖地、車の出入禁止」)から、参道が木立の中に吸い 込まれるように伸びていました。ただならぬ雰囲気を感じなが ら歩いていくと少し開けた場所があり、枝葉の間から差す光が 御陵墓を照らしていました。 ![]() 御陵墓は3つあって、それぞれの柱に造化三神(天地創造の 神といわれる)・天之御中主神、高御産巣日神(タカミムスビノ カミ)、神産巣日神(カミムスビノカミ)の名が記されていました。 また奥まった所には祝詞の神様・天児屋根命の御陵墓も。 |
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神様の御陵墓があることといい、主祭神が天照大神より遥かに以前の神様・神漏岐命、神漏美命であること といい、幣立神宮はつくづく歴史の古い、特別な神社なんだなぁと思いました。 それぞれの御陵墓にお参りし、本殿に戻ってもう1度拝礼。そのまま幣立神宮を後にしようと思ったのですが、 本殿前東西に伸びる杉並木がとても素敵だったので、少し歩いてみることにしました。 |
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こちらは国道265号線からの参道になるのですが、五百枝杉(いおえすぎ)を筆頭に杉の巨木が並び立つ 様が圧巻です。しかし緑が影を落とし、心地よい風が吹き抜けるその場所は、何ともいえない柔らかな空気に 包まれていて・・・ 枝の間からのぞく青空と流れる白い雲を見ながら、「なんてこの世界はきれいなんだろう。」 そう素直に思えました。 杉並木を抜けると「高天原」と記された標柱と小さな鳥居が。鳥居の向こうには阿蘇の山が見えました。特に 緑が濃く、風も爽やかに感じられたその場所は、天岩戸からお出になった天照大神がお還りになる際通られた 所だとか。「やはり高千穂とも関わりがあるのだなぁ。」 この辺りの旧町名が「蘇陽町」― 陽が蘇る町という のもなるほどと思いました。 |
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<国道265号線からの入口> |
<「高天原」の鳥居から見た阿蘇山> |
濃い緑と爽やかな風が心地よい場所。近くに「高天原」 と書かれた標柱があります。 |
天岩戸からお出になった天照大神はここを通ってお還り になったとか。壮大な眺めです。 |
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幣立神宮を取り巻く緑豊かな『幣立の森』を歩いてみて、ここはどの動植物も生命力に溢れている・・・
そんな 印象を受けました。これが神様のパワーなのか、中央構造線の成せる技なのか― それは第6感の乏しい私達 にはわかりませんが、これほどの自然が残っていることはもう奇跡ではないかと。。。幣立神宮は心と体に心地 よい、ありがたくも不思議な場所でした。 |
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<神宮の森に咲くキツネノカミソリ> |
<水玉の池に泳ぐヤモリ> |
以前山歩きで見たキツネノカミソリがそこここにたくさん 咲いていました。朱色の花びらが一際鮮やか。 |
最近田んぼで見なくなった浮き草がいっぱい浮かんでい ました。水がきれいなんですね。ヤモリも気持ち良さそう。 |
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4.九州のへそ | |
![]() ます。間もなく『九州のへそ』と書かれた看板が。 「そうそう、初めての高千穂ドライブのとき、ここで福岡西方沖 地震の第1報をラジオで聞いたんだっけ・・・」 携帯電話が繋がらず、公衆電話を探しながら道の駅高千穂 までひた走ったことが思い出されます。あの時は本当に大変 だった。。。 『九州のへそ』と書かれた時計台。 ![]() 熊本県山都町馬見原は九州の真ん中です。 |
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5.高千穂神社 (a.m 11:25着~a.m 11:45出発) | |
![]() トし、まずは昨年冬にも参拝した高千穂神社を訪れました。 高千穂神社は高千穂18郷88社の総社。小高い木々に囲ま れ静かに佇む古社は、冬とはまた違う趣きがあります。ちょう ど鳥居をくぐる辺りで通り雨に降られたのですが、それが返っ て境内の清々しさを際立たせているように思えました。 拝殿で拝礼してから辺りを散策。本殿東にある三毛入野命 像、本殿前にそそり立つ夫婦杉、見どころの多い高千穂神社 ですが、中でも鎌倉時代に植えられたという秩父杉(ご神木) は迫力。天に向かって真っ直ぐ伸びる巨大な幹は、何度見ても 圧倒されます。その先を見上げ、思わず手を合わせました。 ![]() |
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![]() ![]() 源頼朝の命で代参した畠山重忠の手植えとされる秩父杉。 ![]() 樹齢800年。高さ55m、幹周り7.15mの巨木で『宮崎 巨樹百選』にも選ばれています。 |
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6.おたに家 (p.m 12:00着~p.m 12:30出発) | |
![]() のお店が見つからない・・・(爆) とにかく次の目的地・天岩戸 神社へと県道7号線を北に車を走らせていると、「おたに家」と いう小さなお店を見つけました。まだオープンして間もないらし く、店内には花輪が飾られています。 メニューはうどん・蕎麦の単品と、定食がいくつか。お腹が減 っていたので、うどんがセットになった『とろろ定食』をがっつり いただきました。(画像右) とろろは自然薯なのかな?ねばりがすごかったです。自慢の 手打ちうどんも、いかにも田舎うどんといった感じで美味。添え られていた小鉢も、サービスで出された梅の砂糖漬けとよもぎ 餅も、素朴でおいしかったです。『おたに家』は田舎のおばあ ちゃん家のような、暖かいお店でした。 |
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7.天岩戸神社 (p.m 12:35着~p.m 1:45出発) | |
![]() 本宮、西本宮とあり、どちらもお祀りするのは天照大神ですが 西本宮は天岩戸そのものを御神体としています。社務所にお 願いすれば直接天岩戸を遥拝することができますが、これまで 2度の参拝で十分拝ませていただいたので、今回はそれぞれ の拝殿からお参りするにとどめました。 東本宮は昨年冬に訪れたとき同様ひっそりとしていましたが 西本宮はお盆休みということでたくさんの参拝客が。大変な賑 わいながらも辺りを覆う空気はとても厳かで、自然と姿勢を正 しました。日々の恵みと生かされていることへの感謝を伝え、 神社奥の天安河原へと進みます。 ![]() |
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![]() 天安河原も大変な人出で、仰慕ヶ岩屋(キョウボガイワヤ)へ と続く細い遊歩道は離合するのがやっと。(汗) 前回訪れた時 とは全く様子が違っていましたが、それでも辺りに漂う神秘的 な空気は少しも変わりません。青い清流、眩しい緑、頭上から 降り注ぐ光・・・ 「ここは別世界だ。」 歩き進むにつれ、粛々と した気持ちになりました。 天照大神が天岩戸に篭られた折、八百万の神様が集まり 審議されたと伝わる仰慕ヶ岩屋。(画像右) ここは一層空気が 濃密に感じられる場所です。神様の気配を感じながら、祠の 前で手を合わせました。 こちらも奇跡的に撮れた、人が入っていない仰慕ヶ岩屋。(笑) ![]() 石を積めば願い事が叶うそうで、おびただしい数の石積みには 圧倒されます。 |
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<天安河原の清流> |
<天安河原へと渡す橋> |
青く澄んだ水の流れを眺めていると、心の中まで洗い 清められるよう・・・ |
前回もそうだったのですが、この橋を渡った途端、空気 がガラリと変わるのを感じました。 |
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8.トンネルの駅 (p.m 2:15着~p.m 2:25出発) | |
![]() 宿がある阿蘇に向かいます。国道325号線を高森方面へ。 途中、前回も立ち寄った「トンネルの駅」で一休憩しました。 「トンネルの駅」は旧国鉄のトンネル(※)を利用した神楽酒造 の焼酎貯蔵庫。店内にはおみやげの他、観光情報もそろって いるのでドライブするのに便利です。ただ焼酎メーカーだけに 豊富に揃った試飲コーナーが、ドライバーには辛いかも・・・ とみし:「うおー、こんなに色々あるのに飲めないなんて・・・!」 かねし:「これだけあると目の毒だね。」 ※工事中断のため、実際に列車が走ったことはありません。 ![]() |
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9.高森温泉館 (p.m 3:05着~p.m 4:15出発) | |
![]() る前に一風呂浴びておきたいなと思い、高森温泉館に行きま した。 高森温泉館は、社寺づくりの外観が目を引く日帰り温泉施 設です。お湯はアルカリ性単純泉。特に特徴のあるお湯では ありませんが、広々とした浴槽に手足を伸ばすとドライブの疲 れも癒されます。前面ガラス張りの窓からは阿蘇五岳の1つ・ 根子岳が望めるとのことですが、この日は雲がかかって見え ませんでした。残念。。。 【お風呂データ】 ・料金:大人400円 ・お風呂施設:内湯、露天男女各1。サウナ、家族湯あり。 ・その他施設:休憩室、売店など |
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10.本日のお宿・御宿あそ兵衛 (p.m 5:00着) | |
![]() お宿へと走ります。 この日のお宿は『御宿あそ兵衛』。目の前に阿蘇山を望む、 低料金(※)とアクセスの良さが魅力な民宿です。夕食は焼肉 食べ放題。お肉はもちろん、トウモロコシ等新鮮な阿蘇の高原 野菜も美味♪ 焼肉の他にも馬刺しやカニ汁などなど副菜も いっぱい出て、お腹いっぱいになっちゃいました。 お風呂は温泉ではありませんが鍵をかければ貸切利用可 で、ゆったり入れます。お部屋は少々古いものの清潔で、ぐっ すり休むことができました。(洗面所とトイレは共同利用です。) ※今回は和室6畳2名利用、1泊2食付きで1人8500円でした。 (じゃらんネット利用) |
< 1日目おさらい > |
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今回のドライブルートはこちら。↓ ※かねしお手製簡略Map。お出かけの際はちゃんとした地図でご確認下さい。 ![]() |
・竜宮滝は国道218号線からも見えます。(運転席からだと難しいかも・・・) 滝側へと通じる道は狭いので通行注意。 ・幣立神宮は国道218号線・国道265号線交差点の近く。どちらの国道からも入ることができます。 ・高千穂観光は『高千穂観光イラストマップ』があると便利。「道の駅高千穂」や「トンネルの駅」で手に入ります。 ・お食事処・おたに家は県道7号線沿い、尾谷バス停近くにあります。 ・高森温泉館は国道265号線から少し奥に入った所に。入口に看板があります。 ・御宿あそ兵衛は国道57号線沿い、乙姫交差点近くです。 |