< Let’s ドライブ!*2日目* > |
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1.出発 (a.m 7:50 お宿出発) | |
![]() ある湯田温泉に入ります。am7:50、意気揚々と出かけようと したところ、前日誤って不動院のライターを持って来てしまった ことに気付きました。(爆) 国道2号線で宮島口を目指す予定 でしたが、急遽国道54号線を北に、再び不動院へ。(am8:10 〜am8:20) 「お不動さま、ごめんなさい。」 新しいライターを納 めてお詫びしました。 無事ライターを戻したところで、改めて宮島へ出発。フェリー の時間も気になるので広島IC(am8:35)から山陽道に。廿日 市IC(am8:55)から 国道2号線で、宮島口フェリー乗り場に 向かいました。 途中立ち寄った宮島SA。海の向こうに宮島が見えます。 ![]() |
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2.いざ、宮島へ | |
宮島口の駐車場に車を止め(am9:05)、am9:20発のフェリーでいざ宮島へ。宮島は、かねし父の実家 が大竹と近かったことから、幼い頃はよく連れて行ってもらいました。今回は実に30年ぶり。「年を重ねた分、 いくらか印象変わるかな?」 宮島のシンボル・大鳥居が近づくにつれ、懐かしさと期待で胸が膨らみます。 宮島までは約10分の船旅。降りるや、宮島桟橋にあったイラストマップを手に散策を開始しました。見所の 多い宮島ですが、まずは厳島神社へ。 |
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<フェリーでGo♪> |
<日本三景の碑> |
宮島口と宮島桟橋を結ぶフェリー。画像はJRフェリー です。(わたし達が乗ったのは宮島松大汽船) |
宮島は、天の橋立、松島とともに数えられる日本三景の 1つ。宮島桟橋近くにはこんな石碑も。 |
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3.宮島・表参道商店街 | |
宮島桟橋から厳島神社へは表参道商店街を通ります。(画像左下) 開店前とあって静かでしたが、土産物 屋やお食事処がひしめく通りはいかにも門前町といった雰囲気。「さすがにもみじ饅頭のお店が多いな〜。」と 歩いていると、巨大な木杓子が。(画像右下) そうそう、宮島といえばしゃもじだっけ! この巨大さ、まるで 「もみじ饅頭もいいけど、しゃもじもお忘れなく。」とアピールしているようで、思わず笑ってしまいました。 |
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<表参道商店街> |
<世界一の巨大杓子> |
早朝の表参道商店街。開店準備が進む商店街では、 朝の静けさの中にも活気が感じられます。 |
長さ7.7m、幅最大2.7m、重さ2.5tの巨大杓子。 製作には3年かかったとか。すごい! |
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石の鳥居をくぐると右手に御笠浜(みかさのはま)が広がり、大鳥居が見えました。(画像左下) やはりこの 鳥居を見ると宮島に来たなぁと実感が湧きます。この日は快晴。青い海と青い空に大鳥居の朱色が鮮やかに 映え、とても美しく思えました。 |
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<大鳥居> |
<シカさん> |
鳥居にある額の文字は、神社側と海側で違うらしい。 干潮だったらそばまで歩いて行って確かめられるんだ けどな。。。 残念。 |
古来から神さまの使いとして大切にされてきたシカさん。 人馴れしてるので近づいても、カメラを向けてもこの通り。 かわいいですー♪ |
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4.宮島・厳島神社 | |
![]() 観料300円を払って、奥へ進みます。 厳島神社入口。表には『世界文化遺産』の文字が。 ![]() 厳島神社は推古元年(593年)に創建、仁安3年(1168年) 平清盛によって現在の規模に造営されました。社殿が浜の上 に建てられているのは、宮島が古代より神の島として崇めら れていたから。厳しい環境にあるため、幾度となく自然災害に 見舞われてきましたが、その都度島内外の人々の手によって 修理・再建されてきたそうです。 海の上に浮かぶ、竜宮城のような美しい神殿。今日の姿を 拝めるのも、先人達の努力と信仰のお陰なのですね。感謝。 |
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![]() 大麻(おおぬさ・御祓いの道具)があり、参拝者は各々これで身を 祓い清めます。(画像左) 実はかねし、大麻を使うのは初め てでして。慎重に手に取り、頭や体を振り払います。と、海から の風が体を通り抜けるような清々しい気持ちに。なんだか心の 中まで清められたみたい。 客神社に祀られるのは天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)、 天穂日命(アメノホイノミコト)、活津彦根命(イクツヒコネノミコ ト)、天津彦根命(アマツヒコネノミコト)、熊野樟日命(クマノクス ヒノミコト)の五男神。左手の拝殿に拝礼し、東回廊を本社神殿 へと進みました。 ![]() |
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<東回廊から見た本社神殿> |
<こんな所にも・・・!> |
満潮だったらまさに海上の神殿。社殿の背景には緑豊 かな弥山が。絵になる光景です。 |
神出鬼没のシカさん。海草をハムハムしてました。だけど どうやってここまで入ってきたのかな? |
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![]() 田心姫命(タゴリヒメノミコト)、湍津姫命(タギツヒメノミコト)。 女神様の神殿だけに、建物も実に壮麗です。しかしそこに漂う 空気は厳かで、清らかで・・・ 手を合わせていると、心の澱や 垢が洗い流されていくような気がしました。 清々しい気持ちになったところでおみくじを。「神様、どうぞ、 お言葉をください。」 念じながら引いてみると、なんと凶! 三女神は海運の神ということから、交通安全、家内安全にご 利益があるとか。「無事旅を続けられますように。。。」 打ちひ しがれながらも、旅の安全を再度祈願し、厳島神社を後にしま した。あう・・・ ちょうちんの灯りも神秘的な本社拝殿。奥が本殿です。 ![]() |
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*古事記オタク・かねしの神話メモ* 厳島神社の主祭神・三女神と客神社に祭られる五男神について、古事記にはこんなお話があります。 母・イザナミのいる根の国に行きたいとダダをこね、挙句父・イザナキから追放されたスサノオは、自分の気持ちを姉・アマ テラスに伝えようと、アマテラスが治める高天原に行きます。がアマテラスは弟・スサノオが自分の国を奪いに来たのだと 思い武装して迎えます。スサノオは自分の潔白を証明するため、誓約(うけい)― それぞれの持ち物を交換し、それで子 生みをしようと言います。アマテラスがスサノオの刀を受け、それを噛み砕いて息を吹きかけるとイチキシマヒメ、タゴリヒメ、 タギツヒメの三女神が、スサノオがアマテラスの玉を受け、それを噛み砕いて息を吹きかけるとアメノオシホミミノミコト、 アメノホイノミコト、イクツヒコネノミコト、アマツヒコネノミコト、クマノクスヒノミコトの五男神が生まれました。 スサノオは自分の刀から生まれた三女神が自分の子であり、優しい女神が生まれことは自分の身が潔白である証だと 言い、結果アマテラスは弟を許しました。 ということで、それぞれの持ち物から三女神はスサノオの系譜、五男神はアマテラスの系譜とされています。 |
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4.宮島・大願寺 | |
![]() の前にありました。こちらは真言宗の古刹にして、日本三大弁 財天のひとつ。寺内には空海作と伝えられる秘仏弁財天が祀 られています。弁財天は明治の神仏分離令前まで、厳島神社 の御祭神・市杵島姫命と同じ神様とされ、その像も元々は厳島 神社に安置されていたそうです。 元禄時代の遺構とされる山門(画像左)と本堂は古刹の風情 たっぷり。塀のない境内も開放的で気持ちいい。と、一角に真 新しいお堂が。近づいてみると、それは『護摩堂』(画像右下) でした。なんでも神仏分離令で損失したものを、2006年に再 建したとか。中に祀るのは白檀で出来た巨大な不動明王像。 強面ながらどこか優しさも感じられ、ありがたさにそっと手を合 わせました。 |
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<大願寺全景> |
<護摩堂> |
中央に祀られるのは竜神様。その後ろにあるのが伊藤 博文手植えの「九本松(根本が9本に分かれた松)」。 |
140年ぶりに復活した護摩堂。高さ4mの不動明王像 は迫力です。 |
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5.宮島・大聖院 | |
![]() 渡ります。 大聖院は空海が開基したと言われる、宮島で最も古いお寺。 立派な仁王門の先に伸びる長い石段を見て、「子どもの頃、 祖父に連れられて来たのはこのお寺ではないかな?」と思い ました。祖父は生前弘法大使さま(空海)を信心していました から、不思議ではありません。 観音堂に上がり(画像右)、十一面観世音菩薩にお参り。こ ちらの観音様は行基の作で、もとは厳島神社の御本地仏とし て祀られていたとか。歴史の古さを感じさせられます。 その後、勅願堂、摩尼堂、大師堂・・・と順にお参りしのです が、とにかく広いお寺でして。七福神やお地蔵様等石仏もいっ ぱいあって、一巡するのに1時間かかっちゃいました。(汗) |
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<大聖院全景> |
<うすさま明王> |
大師堂から振り返ったところ。高台にあるので宮島の 町並みが見下ろせます。 |
一切の不浄を祓うといわれるうすさま明王はトイレの神 様。かねし祖父もトイレにお札を貼ってました。(笑) |
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5.宮島・弥山(みせん) | |
![]() 博文のお言葉。そう、宮島に来たら弥山に登るべし。 ― というわけで、お次はロープウェーのりば(紅葉谷駅)に。 大聖院から自然散策路『もみじ歩道』を、紅葉谷公園方面へ歩 きます。 宮島ロープウェーは2種類のロープウェーで運行する珍しい 方式。紅葉谷駅から榧谷駅までが循環式(※1)、榧谷駅から 獅子岩駅までが交走式(※2)です。 ぐんぐんと高度を上げるロープウェー、眼下には弥山の豊か な原生林が広がります。紅葉の頃は格別だろうなぁ。 ※1.循環式:一定間隔で運行する。8人乗り客車使用。(画像左) ※2.交走式:山頂と山麓を交互に往復するシステム。30人乗り客車。 |
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さすがにロープウェーだと早い、早い♪
榧谷駅での待ち時間も含め、25分程で山頂・獅子岩駅に着いて しまいました。(笑) 弥山は空海が開創した霊山だけに、山頂付近には様々な史跡が残っています。そこで 獅子岩駅を基点に、ぐるりと巡ってみることにしました。 |
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【弥山史跡巡り】 | |
<弥山本堂> |
<三鬼堂> |
唐から帰国した空海が100日間の求聞持(ぐもんじ)の 修法をしたところ。日本三道場の1つとか。中には本尊・ 虚空蔵菩薩、不動明王、弘法大師が祀られています。 |
日本で唯一鬼を祀るお寺。福徳、智恵、降伏の徳を備 えた弥山の守護神。家内安全、商売繁盛にご利益が あるらしい。 |
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<霊火堂> |
<霊火堂内部> |
弥山本堂の向かいにある霊火堂には、空海が修行に 使った火が1200年経った今も消えずに残っています。 この火は平和公園の「平和の灯」の元火にもなりました。 |
「消えずの火」のススで真っ黒に。茶釜に沸くお湯は誰 でも自由に飲めるそうで、わたし達も1杯いただきました。 なんだかありがたい味がする。。。 |
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【弥山の自然】 | |
宮島は長い間神の島とされていたため、手付かずの自然が多く残されています。そのせいか、『弥山七不思 議』と呼ばれる不思議スポットもあり、ちょっとミステリアス。奇岩や、木々の間から見える瀬戸内の風景など自 然景観も素晴らしく、歩いていて少しも飽きません。この付近には野生の猿も見られるとのことで、ドキドキして いたのですが・・・ 残念、この日は出会えませんでした。 |
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![]() 弥山七不思議の1つ、干満岩。海抜500m以上にありながら潮の満ち 干きに合わせ、穴の中の水位が変化するらしい。 ![]() ![]() |
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【弥山山頂】 | |
『くぐり岩』を抜け少し登れば、標高530m、弥山の山頂です。展望台に上ってみると、いやー、絶景かな、 絶景かな!まさに360度の大パノラマ! お天気にも恵まれたお陰で、瀬戸内の遥か遠くまで見渡すことが できました。まったく、「宮島に来たら弥山に登るべし」です♪ |
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![]() ![]() 山頂にもシカさん! ![]() シカさんの後ろに見えるのが展望台。1Fが売店に なっているので軽いお食事ができます。暖かい甘酒 が空腹の胃にしみました。。。生き返る〜♪ |
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◆◇◆山頂からの眺め◆◇◆ |
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<瀬戸内側> |
<宮島口側> |
穏やかな海に浮かぶ島々がいかにも瀬戸内っぽい。 中央やや下に見える白い建物は獅子岩駅です。 |
海をゆくフェリーの姿がなんとものどか。大鳥居もしっか り見えます。(画像中央やや下) |
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5.本日のお宿:スーパーホテル山口湯田温泉 (p.m 5:00着) | |
山頂から麓の紅葉谷駅に戻ってみると、時刻は既に午後2時過ぎ。慌てて表参道商店街のうどん屋さんで 昼食を取り、お土産のもみじ饅頭と記念のしゃもじを買い込んで、pm3:15のフェリーに飛び乗りました。 pm3:25、宮島口に着くや大野ICへ(pm3:45)。山陽道で防府東ICまで行き(pm4:30)、国道262号線 を山口方面へ。本日のお宿・スーパーホテル山口湯田温泉目指し、ひた走ります。 スーパーホテル山口湯田温泉はその名の通り、山口のお湯処・湯田温泉にあるホテル。宿泊客は隣接する 温泉施設『亀之湯』を100円で利用できます。部屋に着いたら早速温泉へ。白狐が見つけたという伝説のお湯 は、肌馴染みの良いアルカリ性単純温泉。ゆったり浸かれば旅の疲れもほぐれます。 食事はこれまた近くにある居酒屋さんで。湯上りの生ビールは最高にウマい ![]() 食べて・・・ こうして山口の夜も楽しく更けていったのでした。(笑) |
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< 2日目おさらい > |
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今回のドライブルートはこちら。↓ ※かねしお手製の簡略Mapです。お出かけの際はちゃんとした地図でご確認下さい。 |
![]() ・ 宮島口と宮島を結ぶフェリー。JRの宮島連絡線と宮島松大汽船があります。 ※宮島口の駐車場は有料です。普通車だと1日¥1000。 ・ 宮島にいる鹿は人に慣れていますが本来野生動物です。エサを与えないよう、島内でも呼びかけています。 また、角のある鹿は近づくと危険とのこと。気をつけましょう。 ・ 弥山山頂までを循環式と交走式・2種類のロープウェーでつなぐ宮島ロープウェー。所要時間は循環式が運行間隔約1分で 乗車時間約10分、交走式が運行間隔約15分で乗車時間約4分です。料金や運行等については宮島ロープウェーHPを。 ・ 弥山山頂を散策する際、紙袋やビニール袋といった手荷物はおサルさんに狙われる危険が。獅子岩駅の無料ロッカーを 利用されることをお薦めします。 ・ 今回わたし達が歩いた獅子岩駅から山頂までの史跡巡り周遊コース、所要時間はおよそ1時間です。 ・ 『スーパーホテル山口湯田温泉』のHPはこちら。 |