< Let’s ドライブ!*2日目* > |
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![]() 『神武天皇』の額が神々しい。。。 ![]() ゆっくり歩いていると、それだけで心が洗われるようです。 ![]() |
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4.東霧島(つまきりしま)神社 (a.m 10:10着〜a.m 10:45出発) | |
宮崎神宮から国道269号線を西に走り、国道221号線を経て東霧島神社へ。入口には前日訪れた霞神社 と同様に、朱塗りの大きな鳥居が立っていました。 案内図に従い奥へ進むと、宮崎巨樹百選にも選ばれた見事なクスの大木があり、その横にこれまた大きな 石段が伸びていました。巨大な岩をただ積み上げたようなこの石段は『鬼岩階段』といって、鬼が一夜にして 築いたという伝説があります。その圧倒的な迫力に一瞬ひるみましたが、別名『振り向かずの坂』。後ろを振り 向かず願い事を唱えながら登れば願いが叶うと言います。ここはひとつ、気合を入れて登るべし!←欲深。 |
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<大楠> |
<鬼岩階段> |
東霧島神社の大クス。樹齢は1000年を越すそう。根が 地面から露出してトンネルのようになってます。 |
大楠の脇に伸びる鬼岩階段。その昔、修験者達は一心 に念仏を唱えながら登ったそうです。 |
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![]() した。(画像左) 主祭神は国生み・神生みの神である伊邪那岐 神(イザナキノカミ)。 拝殿前にはろうそくとお線香が供えられていて、神社なのに お寺のよう。かつて修験道の拠点だったという東霧島神社には 明治に廃止された神仏習合の面影が今でも色濃く残っている ようです。 社殿はさほど大きくありませんが、随所に見られる龍の彫り 物のせいか力強さが感じられます。先程の鬼岩階段といい、 厳しい山岳信仰の一端を垣間見た気がしました。 |
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![]() ![]() 火の神・加具土命を生んだことで妻・伊邪那美神を失った 伊邪那岐神は、悲しみのあまり加具土命を切ってしまう― とは『古事記』にあるお話。切られた加具土命は3つの石と なり、その1つは宮崎県大島町に飛び去ったと伝えられる。 『神龍現る』(張り紙より) 木の枝なのにホント、龍みたい! ![]() |
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5.霧島岑(きりしまみね)神社 (a.m 11:20着〜a.m 11:45出発) | |
次は国道221号線を北に、小林方面へ。霧島岑神社をお参りします。前日の場所確認もあって難なく到着♪ 赤い鳥居脇の道を進み駐車場に車を止めると、すぐ目の前がお社なのですが、「ぜひとも参道を歩いての参拝 をお薦めします。」というガイドに習い、ここは一旦歩いて鳥居まで戻ることに。 戻ってみて「なるほど」と思いました。入口には2体の仁王像があり、その先には苔むした石段がなだらかに 続いています。両側に並び立つ小高い木々が参道に影を落とし、なんともいい雰囲気。 木立を抜けると視界が開け、きれいな社殿が現れました。御祭神は瓊瓊杵尊、木花咲耶姫、彦火火出見尊、 豊玉姫、鵜草葺不合尊、玉依姫。日向三代に深い関わりをもつこちらの神社、もともとは高千穂峰の中腹に あったのが度重なる噴火で社殿を焼失、明治になって現在の場所(合祀された夷守神社の跡地)に建てられた のだそうです。 隅々まで掃き清められた境内はとても清浄で、静かに手を合わせているとそれだけで心身が清められるよう。 心行くまでお参りし車に戻ろうとしたら、「遠くからおいででしょう。」 宮司さんに呼び止められました。佐賀から 来たことを告げると「それでは御神酒を差し上げましょう。今日は朔日参り(※)ですから。」そう言って、御神酒 とお札をくださいました。氏子でもないのにと恐縮しきりのわたし達に、宮司さんは甥御さんが佐賀にいらっしゃ ることや(すごい偶然!)、呼子のイカの話など気さくに話してくれました。一ノ鳥居をくぐった時、不思議と居心 地の良い柔らかな空気を感じたのですが、それは宮司さんのお人柄そのものだったんだなぁと思いました。 しばらくお話した後、これから霧島神宮の方に行くと伝えると「お気をつけて。」と見送ってくださいました。もう 感謝の気持ちで胸いっぱいです。※宮司さん、その節は本当にありがとうございました。 |
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※朔日参り:ついたちまいり。毎月1日にお参りすること。過ぎた1月に感謝し、新たな1月の無事を祈ること。 |
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<仁王像> |
<拝殿> |
神社に仁王像、これも神仏習合の名残。なおこちらの 仁王像、小林市で最も古いものだそうです。 |
『平成の大造営(2005〜06年』で新しくなった拝殿。 境内はすっきりと明るく、開放的な印象を受けます。 |
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6.湯之元温泉 (p.m 12:15着〜p.m 1:35出発) | |
![]() すが、食事処が見当たらない。(爆) 「前日と同じ紀乃島館じゃ 芸がないし・・・」 散々迷った挙句、お風呂休憩も兼ねて湯之 元温泉へ行きました。 昔から湯治場として知られる湯之元温泉のお湯は、浸かっ て良し飲んで良しの炭酸泉。お風呂はその炭酸泉(左画像奥) と鉱泉風呂(左画像手前)の2種類あります。もちろん源泉掛け 流し。炭酸泉はかなり高濃度で、浸かると見る見る泡がまと わり着きます。この泡が毛穴の汚れを落とすそうで、湯上り後 はお肌つるつるに。女性にうれしい美肌の湯です♪ 【お風呂データ】 ・入浴料:大人400円 ・入浴施設:内湯、露天男女各1。サウナ有 ・その他施設:宿泊、食事処、休憩所(¥700) |
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<湯之元温泉外観> |
<お食事> |
ちょっと懐かしい感じのする温泉宿。こんなところで1日 ゆったり、のんびり、お湯を満喫した〜い♪ |
画像はかしわそば定食。ご飯が少し緑っぽいのは鉱泉 で炊いているため。もっちりした食感で体にも良い。 |
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7.狭野(さの)神社 (p.m 1:45着〜p.m 2:20出発) | |
湯之元温泉から国道223号線に戻り、狭野神社へ。近くには神武天皇誕生の地と伝えられる皇子原がある のですが、「狭野神社」の名も主祭神・神武天皇の幼名・狭野尊に由来するのだそうです。 一ノ鳥居から神門まで真っ直ぐ伸びる約1Kmの参道は『狭野の杉並木』と呼ばれ、国の天然記念物に指定 されています。両脇に巨大な狭野杉が並び立つ様は圧巻。辺りに漂う空気も清々しく、聖地であることが肌身 で感じられます。 ようやく社殿にたどり着き、いざお参りと拝所に進み出たところ、「あれ?この雰囲気、どこかで・・・?」 実は 狭野神社、朝に訪れた宮崎神宮の別宮で、建築様式が宮崎神宮と同じなのです。後で調べてわかったのです が、このお社も元々は宮崎神宮のもので、明治40年神宮建て替えの折に移されたものだとか。宮崎神宮の 社殿が狭野杉で造られていることといい、両神社の深い繋がりが伺えます。 さて、狭野神社は厄除開運、交通安全、長寿の神様として信仰を集めていますが、事始の神様としても有名。 この秋新しいことにチャレンジしようと思っているかねし、しっかりお導きをお願いしました。←ホント、欲深。。。 |
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<杉並木の参道> |
<社殿> |
狭野神社の参道。中には樹齢800年を越す狭野杉も。 昼間でも深閑として、霊験な雰囲気を漂わせています。 |
宮崎神宮の別宮に当たる狭野神社。拝所(手前)、拝殿 (中)、本殿(奥)という造りは宮崎神宮と同じ。 |
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8.御池 (p.m 2:25着〜p.m 2:30出発) | |
次に向かうのは高千穂峰の麓に鎮座する霧島東神社。国道223号線を御池手前の脇道に入るのですが、 見落として御池まで来てしまいました。(汗) しかし御池越しに見る高千穂峰の神々しくも美しいこと。神話の 舞台であることをつくづく感じさせる風景でした。 |
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9.霧島東(きりしまひがし)神社 (p.m 2:40着〜p.m 3:00出発) | |
![]() す。霧島東神社は標高500mの高台にある神社。赤い大鳥居 前の展望所からは先ほどの御池が眼下に望め、こちらもまた 格別です。 参道入口にある『神龍の泉』を遠くから拝して(女性の影が池に 写ると異変が起こるそうな。怖い、怖い。。。)社殿へ進みます。木々に 覆われた薄暗い参道に、赤い灯篭が立ち並ぶ様は一種独特 な雰囲気が。その独特な空気も山岳信仰の名残から来ている のだと、社務所に置いてある護摩札を見て合点しました。 こじんまりとしながら霧島神宮を思わせる彩色豊かなお社は 深い緑によく映えて、まるで別空間のよう。ろうそくの灯が揺れ る拝殿で手を合わせると、神秘的な空気が肌身に感じられ、 厳かな気持ちになりました。 |
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10.霧島神宮 (p.m 3:25着〜p.m 4:05出発) | |
霧島六社権現巡拝の旅を締めくくるのは、南九州最大の神社・霧島神宮です。国道223号線に戻り西へ。 霧島神宮を訪れるのはこれで2度目ですが、こうして六社権現を巡拝した後に拝礼するとなんだか感慨深い ものが・・・ 朱色の壮麗な社殿には天孫・瓊瓊杵尊をはじめ、その奥方(木花咲耶姫)と御子神・6柱の神様(皇神六柱 /スメガミロクハシラというらしい)が祀られています。この日出会った人や風景を思い浮かべながら手を合わ せ、無事参拝できたことを感謝しました。 |
![]() ![]() ありましたが、噴火で焼失。再建を繰り返し、現在の 位置に建てられました。 御神木。樹齢約800年、樹高35mの巨木です。 ![]() |
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11.本日のお宿・ホテル霧島キャッスル (p.m 4:30着) | |
![]() に向かいます。この日のお宿は霧島温泉郷にある『ホテル霧 島キャッスル』。温泉天国を満喫するゾー! 部屋で荷物を解くと早速お風呂へ。露天風呂は小さめながら 雑木林に囲まれてナチュラル感たっぷり。(画像左) 傍らに愛嬌 のある石像を見つけ、近付いてみるとそれは『田の神さぁ』。 宮崎に伝わる田んぼの神様です。以前TVで知り、そのユーモ ラスなお姿を1度見てみたいと思っていたのですが、まさかこん な所でお会いできるとは。(笑)・・・あれ?でもここは鹿児島だよな? 夕食を食べて今度は内湯へ。ガラス張りの浴室に観葉植物 と、まるで温室みたいなお風呂です。だだっ広い浴槽には青み がかった白濁湯が満面と湛えられ、いやはや霧島の温泉力っ てすごいな。ゆったり浸かって、旅の疲れも癒されました。 |
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< 2日目おさらい > |
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今回のドライブルートはこちら。↓ ※かねしお手製の簡略Mapです。お出かけの際はちゃんとした地図でご確認下さい。 |
![]() ・ 宮崎県庁舎は街路樹100選にも選ばれた『楠並木通り』に。レンガ調のレトロな建物が目を引きます。 ・ 宮崎神宮は宮崎市内にあります。国道10号線入口にある大鳥居が目印。 ・ 東霧島神社は都城市高崎町。国道221号線から都城盆地朝霧ロードへ、県道42号線を横切り農道(?)を真っ直ぐ。 ・ 霧島岑神社は小林市に。前ページでご紹介した紀乃島館の近くです。 ・ 狭野神社と東霧島神社は高原町に。御池、または皇子原を目指すと行きやすいです。 ・ ぶわぶわの炭酸泉がたまらない『湯之元温泉』のHPはこちら。 ・ 『ホテル霧島キャッスル』はシーズン毎にお得な宿泊プランがあります。HPはこちら。 |