*2006年の登り初め*
◆年の初めの・・・◆ |
(登山日:’06年1月3日) |
1月3日、2006年の登り始めに出かけました。出かけた先は2005年おきらくヤッホー大賞に 輝いた基山。今回は水門跡から史跡巡りコースを歩き、山頂を目指すことにしました。 |
【スタート】 鳥栖筑紫野道を城戸ICで降り、水門跡がある丸林方面 に向います。が― かねし:「むー?一応史跡だし、城戸で降りたら 標識の1つくらいあると思ってたんだけ ど・・・」 とみし :「目印になるもの、な〜んもないな。」 ある程度場所の検討はつけていたものの、見事に道に 迷いました。(爆) 右往左往し、やっと水門跡に到着。 近くのスペースに車を止め、am 11:00登山スタート。 水門跡は丸林の集落を抜けた先にある。 |
【水門跡】 歩道に入るとすぐ、左手に祠がありました。その昔、基 山にあった山城・基肄城(きいじょう)跡の1つ、水門跡 です。 かねし:「おや?祠に国旗が飾ってある。」 とみし :「正月だからか?とりあえず参拝だ。」 もしかして、これが初詣??? とみし :「ところで、この四角い穴が水門か?」 かねし:「そうみたい。大宝律令の時代、ここを くぐって城内に侵入するのは大罪だっ たんだって。」←説明板より |
【分岐】 水門跡から水場を過ぎ、しばらく舗装路を歩くと分岐を 示す標識がありました。 かねし:「左に行くと、山頂直行コースか。」 とみし :「山城の雰囲気が味わえるのは、右の 史跡めぐりコースらしいゾ?」 かねし:「ふ〜ん。時間もあるし、ここはゆっくり 古代ロマンに想いを馳せながら歩きま せうか。」 とみし :「そうだな。こっちの近道は帰りに通っ てもいいし。」 |
【礎石群】 天智天皇の時代、大宰府防衛の要として建てられた基 肄城。鐘橦堂、土塁跡、東北門、礎石群・・・ その跡を ひとつひとつたどりながら登ります。 とみし :「こうして見ると、基肄城ってかなり大 きかったんだな。」 かねし:「うん。まるまる山1こが要塞って感じ。」 山頂近くにある礎石群。礎石というのは建物の土台 石。基山の史跡めぐりコースを歩いているといくつも の礎石群が見られます。当時城内には40棟以上の 建物があったとか。 |
【山頂を望む】 杉林を抜けると、いきなり視界が開けました。 とみし :「おっ、あれが山頂か?」 かねし:「前回、あそこから古処山や英彦山を 見たんじゃなかった? ほら、丸い方位 標識が見える!」 とみし :「なるほど。水門跡コースだとここに出 てくるのか。」 そう、この真裏が草スキー場。前回天拝湖から歩いた のと反対側から登ることになるのですね。 |
【山頂からの展望】 草をかきわけ標高404.5mの頂に着くと思わず歓声。 かねし:「わーっ、今日もよく見えるー♪」 とみし :「こいつは春から縁起がいいや。」 北は博多湾、西には雪を冠った脊振山、東は遠く英彦 山まで見渡せる展望は最高!― しかし・・・ かねし:「ひょーっ、風強いー! さ、寒・・・!」 とみし :「じっとしてると余計冷えるな。とっとと 移動しようぜ。」 山頂に立った感動もそこそこに、場所を移す2人・・・ |
【タマタマ石参拝】 かねし:「こうして山頂まで来たからには、基山 のご神体も拝んでおかないとね。」 というわけで、ぼこぼこした地面「いものがんぎ」(防塁跡) を乗り越えてタマタマ石へ。タマタマ石は農耕の神さま。 かねし:「2006年が実り多き年になりますよう に・・・」 とみし :「さて参拝も済んだことだし、どこか風 避けできる場所を探して飯にしよう。」 |
【ツバキ】 草スキー場側に少し下るとツツジの植え込みがありま した。風避けにちょうど良いとザックを下ろします。 かねし:「あれ?石碑があるけど・・・」 とみし :「今日はほとんど人いなし、この風だ。 ちょっと場所借りよう。」 この石碑によると、基山は日本植林発祥の地だそうで。 基山って奥が深いなぁ。まだまだ知らないことありそう。 とみし :「それにしても、ツバキきれいだな。」 かねし:「ホント、今が見頃だね。基山でお花見 できるなんて思わなかった。」 |
バーナー&コッヘルでお湯を沸かしコーヒーをいれます。寒かっただけにこの日のコーヒーは 身に(胃に?)しみました。 |
かねし:「ところで、山頂に着いたの何時だった?」 |
とみし :「寒くてケイタイ(時計)見る余裕なかった。12時・・・くらいじゃないか?」 |
東北門跡到着がam11:30だったのは確かなんだけどな。おそらくは、そこから30分くらいで 来れたと・・・。 いかんな、あまりの寒さに計測不能。。。(汗) 帰りは山頂東側から水門跡直行コースを。下り始めて20分ほどで先の分岐点に到着。 初登りにはちょうどよい行程でした。 |
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風は強かったけど、お天気に恵まれ展望は最高。古の山城跡をめぐりながらの コースもなかなか味わい深いものでした。うん、実に新年にふさわしい山歩きだ♪ この調子で今年も楽しい山登りができますように。 |
来年の年賀状に起用したい山頂のショット。←鬼が笑う?(笑) |
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<おさらい> 今回のお出かけルートはこちら。→ ※大体の位置関係を表わしただけの略図なので お出かけの際は、ちゃんとした地図でご確認下 さい。 水門跡へは鳥栖筑紫野道(有料)城戸IC から丸林方面に。公民館脇を通り民家に 挟まれた細い道を抜けると、左手に「水門 跡0.6Km」の白い小さな標識があります。 道中行き先を示すのはこの標識のみ。 ちょっとわかりにくいかも・・・です。 |