*おきらく九千部山に登る?*

 ◆多分家から1番近い山歩きルート。◆

(登山日’05年10月 9日)
 

      10月に入り、九州も幾分涼しくなりました。いよいよ山歩きのベストシーズン到来。どの山に登ろうか、わくわく・
      そわそわ。今回はわたし達にとって1番身近な背振山系の山に出かけてみました。
 
【スタート】
  佐賀県中原町と福岡県那珂川町を結ぶ県道136号線、その途
  中にある七曲峠(標高約500m)が今回のスタート地点。高低差
  の少ないルートを使い、石谷山と九千部山、両方の頂を楽に制覇
  しようという魂胆です。(笑) 県道脇に若干あるスペースに車を止
  め、am8:30、山歩きスタート。
 

 とみし 「ところでさっきから鈴の音が聞こえるが?」
 かねし「あ、これ? チリリン♪ 天岩戸神社の御守り
       このルートは猪が出るという話だからね、猪
       避けということでザックに付けてみましたー。」
 
とみし 「備えに関しちゃホント抜かりないよな、かねし
       って。(呆)」
 
 【謎の石】
   石段を登るとよく踏みならされた九州自然歩道に出ました。緩
   やかなアップダウンを繰り返し、このルートのポイント・三領界峠
   へ向います。歩いていると不思議な石を発見。(左画像)
 

 かねし「この石、さっきも見たね。自然にできた・・・
       ってなわけないか。明らかに人の手で彫った
       ものだよね。」
 
とみし 「これは”山”だな。目印だよ、山道の。」
 
かねし「”山”?むー・・・、読めなくはないね、うん。」
 
    気になったので後で調べたところ、これは国境石といって、
    その昔筑前領(現福岡県)と肥前領(現佐賀県)を分けた石
    だそうです。そういや今もここは県境だ。
   
【三領界峠(三国峠)】
  今回の山歩きで初めて登場した急斜(?)を登りきり、am9:35、
  三領界峠に到着。
 

 かねし「三領界峠の前に急な登りがあるという話だっ
       たけど・・・ あれがそうだったのかな?
       なんか思ったより簡単に来れてしまった。」
 
とみし 「オレ達も成長したねぇ。」
 
   
というか、前回の三郡山がハードだったんだよね。(笑)
 
   
三領界峠は今来た七曲峠と石谷山、九千部山への分岐点。
   まずは石谷山へと進路を取ります。
   
 【石谷山山頂】
   三領界峠から5分程下って、さくっと石谷山山頂(標高754m)
   に到着。
 

 かねし「わーい、山頂だ。」
 
とみし 「今までで1番楽な登頂だったな。(笑)」
 
かねし「うん、200mくらいしか登ってないもんね。」
 
    石谷山山頂は木々が茂り展望はありませんが、ベンチやテー
   ブルもあって休憩するには丁度良いです。
 

 とみし 「さて休憩もしたし、九千部山目指してがんば
       りますか。」
 
【縦走路】
  再び三領界峠に戻り(am9:52)、今度は九千部山方面へと進
  みます。緩やかな道に、ブナやカエデ等木々の茂みが美しい♪
 

 とみし 「歩きやすい道だが、単調でちょっと面白みに
       欠けるかも。。。」
 
かねし「え、そう?わしはこういう道好きだな。尾根道
       バンザイ♪
(←へっぴー) だけど、この所々掘
       り返したような跡・・・ 猪かな? ドキドキ・・・」
 
とみし 「まったく、かねし気にし過ぎだよ。あ、ヘビ。」
 
かねし「えっ、え″ーーーっ・・・?!」
 
   藪中は避けた方が良さそう。なるべく道を外さないよう歩きます。
   
 【テレビ塔】
   なだらかな道をひたすら歩き、最後にちょっとだけ急坂(ロープ
   が下がっていたのは今回ここだけ)を登ると、目の前に鉄塔が
   現れました。
 

 かねし「いつも見えてるのはこれだね。(※)
       へ〜ぇ、テレビ塔だったんだー。」
 
とみし 「ここまで来れば山頂はもうすぐだな。」
 
    頂上までもうひと踏ん張り。・・・ってほど疲れてないけど。(笑)
 
              
九千部山は鳥栖市街地からもよく見える
   
【九千部山山頂】
  テレビ塔の脇を通り、am10:40、標高848mの頂に到着。草
  原状に広がる山頂には頂を示す柱と石祠、展望台がありました。
 
 とみし 「おっ、”マムシに注意”だって。」
 
かねし「えっ?じゃぁ途中で見たあれはマムシ・・・?」
 
   ちょっとドキドキですが、それはさておき(おいていいの?)お昼
   です。広場角にあるベンチテーブルに腰を下し、コッヘル&バー
   ナーをセットします。今回のメニューはカップ麺とシチュー♪
 
 とみし 「やっぱ、山頂で飲むコーヒーはうまいなー。」
 
かねし「お湯を注ぐだけでシチューが出来るとは・・・
       世の中便利になったねぇ。」
   
 【山頂からの展望】
   昼食後、展望台に登ってみました。
 
 かねし「うひょー!360度、グルリとよく見える〜♪」
 とみし 「あのうねってるのは高速道か・・・?」
 
かねし「筑後川だよ。ほらその向こうが耳納山。」
 
とみし 「なるほど、こっちは久留米側か。それじゃあっ
       ちが・・・
(移動して) 福岡側だな。」
 
かねし「わー、海だ!今日は遠くまで良く見えるね。」
 
とみし 「空気が澄んでるんだろうな。秋よのぉ。」
 
    画像は福岡側の展望。この日は早良方面に福岡タワーと
    ヤフードームも見えていました。
 
      大パノラマを存分に楽しんで、am11:45下山開始。来た道をたどり(三領界峠pm12:25通過)、pm1:20
      七曲峠に無事戻りました。

 

 

 
  七曲峠〜三領界峠〜九千部山のルートは道がきれ
  いなうえ、アップダウンも緩やかで歩きやすいコース
  でした。”山登り”というより”山歩き”といった感じ。
  ヘッピー(へっぴり腰)かねしのトレーニングには丁度
  良いかも・・・♪(家からは近いし/笑)
   春にはミツバツツジが、秋にはカエデが色づくそう
  で、四季を通してトレッキングが楽しめそうです。
 
      画像は途中で見つけた赤い実。センリョウの一種かな?

 

 

<立ち寄りスポット>・・・今回、とみし&かねしが立ち寄ったのはこちら
【吉野ヶ里温泉 卑弥呼乃湯】
  佐賀県上峰町にある日帰り温泉館。充実した設備な
 がら比較的低料金で利用できるとあって、いつもたくさ
 んの人で賑わっています。お湯は単純弱放射能泉。色
 も匂いもなく、さっぱりしています。
  【お風呂データ】
    ・入浴料:大人¥600、会員(※)は¥500。
         
¥200の入会金を払い手続きすると会員になれ
           ます。会員券は家族での利用可。

    ・風呂施設:内湯露天男女各1。
            家族湯、サウナ、ジャグジー有り。
    ・その他施設:休憩所、宴会場、食事処、売店等。
    ・備考:現在宿泊棟建設中(右画像、奥に写る高い建物)

    *卑弥呼乃湯HPはこちら
   
<おさらい>
  今回のお出かけルートはこちら。→
    ※毎度のかねしお手製Mapです。お出かけの際はちゃんとした
       地図でご確認ください。

 
  ・ 七曲峠ですが、峠〜国道385号線間の県道136号線は
   曲がりくねっているうえ、道幅がとても狭いです。福岡方面
   からは坂本峠を経由する方が良さそう。 (わたし達も以前
   油山に行く時そうしました。)
 
  ・ 九千部山山頂へは車でも行けます。山頂はちょっとした公
   園のようになっているし(トイレもちゃんとある)、ピクニック
   感覚で訪れるファミリーも多いようです。
 
  ・ 『卑弥呼乃湯』は国道34号線から県道22号線に入った
   所にあります。近くにある上峰サティの看板を目印に行くと
   わかりやすいです。(あのピンクの看板はこの辺りで1番目
   立つ/笑)
   

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