出雲スピリチュアルドライブ2
〜出雲國神仏霊場の旅〜

< Let’s ドライブ!*3日目* >
1.出発 (a.m 7:25 お宿出発)
  出雲國神仏霊場の旅最終日となるこの日は、帰路・三次ICに向かいながら、出雲大社を始め3つの札所を
 巡ります。この春、隣に島根県立古代出雲歴史博物館ができた出雲大社は混雑することが予想されたので、
 am7:25、早めに宿を出発しました。
2.出雲大社 (a.m 7:45着〜a.m 10:00出発)
  am7:45、一番札所・出雲大社に到着。昨年同様、勢溜
 (せいだまり)の鳥居から松の馬場を通って拝殿へ進みます。
 境内に入ると、なんとなく辺りが慌しい。なんでもこの日・5月
 1日は月初祭とのこと。神職さん達も準備に忙しそうです。
 (画像左)
  雨がしとしとと降る中、拝殿に拝礼。八足門から瑞垣に沿っ
 て摂末社、御神座正面拝礼所と順にお参りしました。今回も
 御祈祷をお願いしたのですが、月初祭のため本殿での参拝
 は叶わず。ちょっと残念。。。
  御祈祷が終わり拝殿を出ると、いつしか雨は上り薄日が差
 していました。神域に降る雨は浄化の雨だとか。雨上がりの
 空のように、心も清々しく感じられました。

 

 

<出雲大社境内>

<御神楽>

     GW中とあって、早朝からたくさんの参拝客で賑わう
     出雲大社境内。
 
     月初祭があったこの日、境内では御神楽が奉納され
     ていました。
 

<浄化の雨>

<御朱印>

     本殿裏の素鵞社周辺。雨露に濡れた木々は瑞々しく、
     心まで洗われるよう。
     出雲大社の一文字は国譲りにちなんで『譲』。和の心
     の表れです。
3.長浜神社 (a.m 10:15着〜a.m 10:50出発)
  出雲大社から国道431号線を南下、十九番札所・長浜神
 に向かいます。
  こちらの主祭神は八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミ
 コト)。海の向こうから余った土地を引き寄せて繋ぎ、出雲の
 国を大きくした(「出雲国風土記」にある国引き神話)と伝えら
 れる神様で、お社はこれまた国引きの綱であったと言われる
 「薗の長濱」の側にあります。ご利益はスポーツ上達。力自慢
 の体育会系神様とあって入口から神殿までが遠い、遠い。
 いい鍛錬になります。(笑)
  長い階段を上り詰めた先には、どっしりと構えた拝殿が。お
 参りするだけで力が付きそう。御朱印をいただき帰ろうとする
 と、広い境内に太鼓の音が響きました。武内神社といい、佐
 太神社といい、今回の旅はどうも太鼓に縁があるようです。

 

 

水を張ったタライに浮かぶ色とりどりのろうそく。御祭神八束水臣津
  野命は水神さまでもあることから、ろうそくを水に浮かべて祈るとか。
  わたし達もろうそくに火を灯して参拝しました。


【御朱印】
  
国引き神話にちなみ、長浜神社の一文字は『綱』。
4.須佐神社 (a.m 11:25着〜p.m 12:00出発)
  3日に及んだ出雲國神仏霊場巡りもいよいよ終わり。最後
 を締めくくるのは、昨年にも訪れた十八番札所・須佐神社
 す。国道9号線を経て県道39号線へ。
  須佐之男命がその御魂を鎮められたと伝えられるこちらの
 神社は、強力なパワースポットとして知られています。しかし、
 そのテの感覚に乏しいわたしには、落ち着いた雰囲気の居
 心地の良い神社です。
  拝殿で拝礼してから、本殿裏の御神木のたもとに。大きな
 杉の古木を見上げていると、前回もそうだったのですが、涙
 がこみ上げてきました。不思議とこの場所はわたしの中の何
 かに触れるようです。
  この旅で出雲国にある11社もの素晴らしい神社にお参り
 できたことを感謝し、須佐神社を後にしました。
   

<本殿と御神木>

<御朱印>

     浄化パワーが強いと言われる御神木のある本殿裏。
     身を置くだけで、清らかな気が体を満たしてゆくよう。
     一文字は御祭神・素盞鳴尊(須佐之男命)の素。根本、
     本質、まごころを表す文字でもあるとか。
5.道の駅掛合の里(昼食) (p.m 12:20着〜p.m 12:50出発)
  国道54号線を南に。お昼は前回の出雲路ドライブで好感
 を持った道の駅掛合の里で。出雲の定番グルメ・割子そばを
 いただきます。(画像右)
  お腹を満たしたところで出発。三次ICに向かいこのまま54
 号線を南下する予定でしたが―
 
 「時間もまだ余裕あるし、三瓶山に行ってみないか?」
 
  とみしからの突然の提案。地図を見ながらしばし思案した
 結果は「Go!」 54号線から県道40号線に入ります。
6.三瓶温泉 志学薬師湯鶴の湯 (p.m 1:25着〜p.m 2:05出発)
  山間の道をひた走り、たどり着いたのは三瓶(さんべ)温泉・志学薬師湯鶴の湯。三瓶温泉にある共同浴場
 です。カラリと戸を開けると、「こんにちは。」 受付の方が温かくも気さくに迎えてくれました。
  ロッカーと洗面台2つを備えた小さな脱衣所に、湯船が1つ。至ってシンプルなお風呂ですが、さすがお湯自
 慢の三瓶温泉。茶褐色の源泉掛け流しのお湯は、最高に気持ち良かったです♪

<外観>

<お風呂>

     レトロな佇まいが旅情をそそる鶴の湯。隣にはお薬師
     様が祀られている。
     ナトリウム−塩化物泉のお湯は舐めるとちょっとしょっ
     ぱい。見た目より肌触りは柔らかいです。

 

 

      【お風呂データ】
        
*入浴料:大人300円  *営業時間:12:00〜20:00 *風呂施設:内湯男女各1(石鹸、シャンプーなし)
        *その他:休憩所、自販機有
7.三瓶山 東の原 (p.m 2:10着〜p.m 2:15出発)
  「せっかく三瓶山(さんべさん)の麓まで来たのだから。」と
 鶴の湯から少し足を伸ばし、東の原に行ってみました。
  冬場はスキー客で賑わう東の原ですが、この日は人影もま
 ばら。生憎のお天気で展望はイマヒトツでしたが、帰る前に
 もう1つ国引き神話の舞台(※)を見ることができて、かねしは
 大満足♪ 今度は西の原から三瓶山を拝んでみたいな。
  東の原から見た女三瓶山。
   この向こうに男三瓶山があるはずなんだけど・・・残念。

 
  
国引き神話の舞台
    八束水臣津野命(長浜神社の御祭神)が海の向こうから土地を
    引き寄せた際、西の綱が薗の長濱になり、その綱をつなぎ留めた
    杭が三瓶山になったと言われています。ちなみに東の綱が弓ヶ浜
    で、つなぎ留めた杭は大山とのこと。(
2日目の境港の項参照)
8.帰路 (p.m 7:30鳥栖IC着)
  中国道・千代田ICに向かうべく三瓶山から国道261号線に出ようと、県道40号線を南に下ります。が、これ
 が心細くなるような山道でして。道路整備中のおじさんに出会えなければ無限ループにハマっていたかも・・・
 (←要するに迷った/爆) おじさん、その節はありがとうございました。
  国道261号線に出たら道の駅瑞穂で一休み。その後、長丁場に備え道の駅舞ロードIC千代田でもう一休み
 してから、千代田ICより中国道で一路帰路へ。(pm4:10) 鹿野SA(pm5:10〜pm5:20)、鞍手PA(pm
 6:50〜pm6:55)と休憩を取りながら、pm7:30、無事鳥栖ICに帰り着きました。

<道の駅瑞穂>

<道の駅舞ロードIC千代田>

     この付近唯一の道の駅。旅行者にとってオアシス的
     存在です。(p.m 3:15着〜p.m 3:30出発)
     千代田ICに近く、便利な道の駅。こちらで広島の地酒
     をGetしました♪(p.m 4:00着〜p.m 4:08出発)
< 3日目おさらい >

 今回のお出かけルートはこちら。→
  
※毎度のかねしお手製Mapです。位置を簡単に表しただけの
    略図ですので、お出かけの際はちゃんとした地図でご確認
    下さい。

 
 ・ 長浜神社は国道から少し奥に。9号線沿いに看板標識が出て
   います。
 
 ・ 志学薬師湯鶴の湯は県道40号線から細い道を入った所に。
  三瓶温泉の案内標識をたどるとわかりやすいです。
 
 ・ 地図に入りきれなかったのですが・・・(汗)
   美郷を突っ切りさらに県道40号線を南に下ると国道261号線
   に出ます。
 
 ・道の駅瑞穂は
こちら、道の駅舞ロードIC千代田はこちらをご覧
  下さい。

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                     *かねしの独り言*
  出雲といい城下町の風情を残す松江といい、やっぱり島根ってどこか懐かしいような、居心地の
 良さを感じるんだよね。今回随分たくさんの神社に参拝したけど、それぞれに魅力があって、素敵
 な場所だった。美しい景観に身を置き、神聖な空気に触れ、自分と素直に向き会う・・・ 長い人生、
 そんな時間も必要かもね。
  今回は思うところあって神社ばっかり周ったけど、次回はお寺も巡ってみたいな。
                                 早くも次の神仏霊場巡りに想いを馳せるかねしでした。
                                 とみし「だから、ドライバーのことも考えろって・・・」←お疲れ様
 
 
                                                                 Photo:とみし(一部かねし)
                                                                 文   :かねし

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