< Let’s ドライブ!*3日目* > |
平成の大遷宮 今年(平成20年)は本殿から仮のお住まいに移っていただく仮殿遷座 祭が行われました。修復された本殿に戻られるのは(本殿遷座祭)平成 25年とのこと。そのときまた訪れることができたらいいな〜。 八足門前に設けられた受付のテント。すごい行列・・・! |
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<特別拝観のしおり&証> |
<本殿> |
受付ではこのようなしおり(左)と拝観証(右)をいただき ます。拝観証にあるのが本殿天井に描かれている八雲。 日付も入るので良い記念になりました♪ |
瑞垣越しに見た本殿。本来立ち入りが許されていない だけに、こんな風に人の姿が入るショットはある意味貴 重かも・・・(笑) |
3.献上そば 羽根屋(大津店) (a.m 11:25着〜p.m 11:50出発) | |
心行くまでお参りしてから、最後の札所・峯寺へ。9号線を東に車を走らせていると、この通りにガイドブック にも紹介される名物そば屋さんがあったことを思い出し、ちょっと早めですがお昼にすることにしました。 『献上そば 羽根屋』さんは創業江戸時代末期という老舗そば屋。皇室にも献上したという名店です。しかし 9号線沿いにあるこちら大津店はこぢんまりと家庭的な雰囲気で、敷居の高さを感じさせません。温そばを食 べたいというとみしにも、女将さんはさりげなく釜揚げ蕎麦を勧めてくれました。 出雲そばは蕎麦の殻の部分まで挽きこんでいるため、黒っぽい色をしています。その分香りが良いので、釜 から直接あげたそばに出汁をかけて食べる「釜揚げそば」は確かにおいしかったです。かねしがいただいた三 色割子そばもキュッと麺が締まっていてのどごし良く、美味でした♪ |
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<画像右:お店外観> 9号線沿いにある大津店。旅行途中に立ち寄りやすい。 <画像下:三色割子そば> 欲張って「三色」にしたけど、良質なだけに蕎麦だけでも十分味わえる。 |
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4.峯寺 (p.m 12:20着〜p.m 12:40出発) | |
国道9号線から県道26号線に入り雲南方面へ、十七番札所・ 峯寺に向かいます。こちらのお寺にお参りすれば、出雲國神仏 霊場晴れて満願です。 出雲風土記にも記される伊我山の中腹に立つ峯寺は、小雨に 濡れしっとりとした佇まいを見せていました。修験道の開祖・役行 者小角が創建し、弘法大師が密教の道場を開いたという古刹。 一連の巡拝がかねし祖父も信仰していたお大師様縁のお寺で 締めくくられるなんて、これも何かのご縁かなぁと思いました。 本堂で手を合わせた後、入口の貼紙に目を留めはっとしまし た。そこには『美しく老いる為に 身体をいたわり 言葉やさしく そして心はやわらかに』とあります。清水寺でお会いした黒田千 年堂のおばあちゃんの柔らかな笑顔。どうやら美しく年を重ねる ヒントはここにあるようです。 |
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<峯寺のお庭> |
<御朱印> |
本堂の裏手に広がる美しい庭園は松江藩七代藩主・ 松平不昧公の作。伊我山を借景に取り入れた壮大な お庭です。 |
朱印帳の説明によると、「『阿(あ)』とは生命の本源、 万物の始原、一切の音声の母であり、全宇宙の象徴 である大日如来を指すもの」だとか。深い一文字です。 |
5.須佐神社 (p.m 1:25着〜p.m 1:40出発) | |
峯寺で20社寺全て周ったことを証明する『満願之証』をいただき、これ にて出雲國神仏霊場の巡拝は終了。後は帰路に着くだけですが、「時間も まだあるし、須佐神社に寄っていかないか?」 とみしの提案でお参りして いくことにしました。 出雲國神仏霊場十八番札所にして、近年はパワースポットとしても注目 を集める須佐神社。素晴らしい神社であるのはもちろん、私達にとっては 出雲で初めてお参りした神社ということで、思い入れも深かったりします。 駐車場に車を止め境内に進むと折からの雨は止み、薄日が差してきま した。雨に洗われた御神域は一層清々しく、静かに身を置くだけで清らか な気に満たされていくようです。「思えば3年に及ぶ巡拝の旅も、ここから 始まったんだよなぁ。」 これまでに出会った数々のご縁を思い浮かべなが ら、無事満願が叶ったことを感謝しました。 出雲國神仏霊場の旅はこれで終わりですが、図らずも最後に峯寺でいた だいた御朱印・『阿』の文字は梵字表最初の文字。また新たにここから始 まる・・・ そんな思いを抱かせる旅の終わりでした。 須佐神社の御本殿と御神木。1番好きな場所です。 |
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6.頓原ラムネ温泉 (p.m 2:25着〜p.m 3:00出発) | |
三次ICから中国道に入るため、国道54号線をひたすら南下します。一昨年初めて出雲に来た時通った道を こうして旅の締めくくりに使うとは、なんだか感慨深い・・・ 見覚えのある『道の駅頓原』を過ぎた辺りでとみしから サプライズ。旅行前に何やら調べていると思ったら、この近辺に良質の温泉があるんだとか。うほっ♪ その『頓原ラムネ温泉』は国道から奥に入った集落にありました。内湯だけのこじんまりとした温泉館ですが、 昨年4月にリニューアルしたそうで施設はピカピカ。湯船に湛えられる茶褐色のお湯は炭酸泉で、よく見ると細 かな気泡が漂っています。そんなに熱くなかったのでのんびり浸かっていたら、出てからじわっと額に汗が浮き ました。保温効果は抜群のようです。 |
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<温泉館外観> |
<お風呂> |
昨年リニューアルした新しい温泉館。気持ちいい♪ | なんだかいかにも〜な濁り湯。保温効果はバツグン。 |
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【お風呂データ】 *入浴料:大人300円 *営業時間:10:00〜20:00 *風呂施設:内湯男女各1 |
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7.帰路 (鳥栖ICp.m 8:45着) | |
再び国道54号線に戻り三次方面へ。途中『道の駅ゆめラン ド布野』に立ち寄ってジェラートとにぎり天で小腹を満たし(p.m 3:35着〜p.m 4:00出発)、PM 4:25、三次ICから中国道に。 吉和SA、鞍手PA(夕食)と休憩を入れながらゆっくり走り、 PM 8:45、無事鳥栖ICに帰り着きました。 道の駅ゆめランド布野 国道54線沿いでこれまで立ち寄った道の駅の中で1番の お気に入りです。特にジェラートがうまい♪ |
< 3日目おさらい > |
今回のお出かけルートはこちら。→ ※毎度のかねしお手製Mapです。位置を簡単に表しただけの 略図ですので、お出かけの際はちゃんとした地図でご確認 下さい。 ・ 出雲大社の本殿改修期間中は拝殿が仮の本殿となっているため、 ご祈祷は拝殿の西側に設けられた仮拝殿で執り行われます。詳しくは HPを。 ・ 「献上そば 羽根屋(大津店)」は9号線そば。HPはこちらです。 ・ 霊場であると同時に美しいお庭でも知られる峯寺。予約をすればこの お庭を見ながら精進料理もいただけるとか。詳しくはHPを。 ・ 頓原ラムネ温泉へは国道54号線から県道273号線に入ります。側に 老人福祉施設があります。 |
*かねしの独り言* やっぱり出雲ってどこか懐かしくて、そして美しい場所だよなぁ。出雲國神仏霊場を周ってみてつくづく 思ったよ。残雪の大山、枕木山からの眺望、鰐淵寺の新緑、清水寺のつつじ・・・ 20社寺を巡ること でこそ出会えた素晴らしい風景がいっぱいあった。それに御朱印をいただくことで、貴重な出会いにも たくさん恵まれた。出雲弁で神仏霊場のお話をしてくれた須我神社の神職さん、やさしい笑顔を向けて くれた黒田千年堂のおばあちゃん、気さくにお話してくださった華蔵寺の和尚さん・・・ どこの社寺でも 労いと、暖かい言葉をかけてくださったっけ。本当にありがとうございました。それにしても、最初は癒し を求めて思い立った出雲旅行だったのに、今じゃすっかりその魅力にハマっちゃったな。また出雲大社 の改修が終わった時来られたらいいな〜。 神話の里・出雲に魅了されたとみし&かねし。神仏霊場の旅は終わりましたが出雲の旅はまだ続きそうです。 |
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Photo:とみし(一部かねし) 文 :かねし |