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鳥取&出雲の旅 2011
〜うさぎ年に因幡の白兎を訪ねて〜

 稲佐の浜(国譲り)、黄泉比良坂(伊邪那岐命、伊邪那美命との決別)、斐伊川(八岐大蛇退治)・・・
 これまで『古事記』に登場する様々な伝説の地を訪ねてきたとみし&かねしでしたが、「まだ肝心の
 あの場所に行っていない・・・」 そう、あの場所とは白兎海岸! 大国主命が皮をはがれた白兎を
 助けたという、『古事記』の中でも特に有名な『因幡の白兎』のお話。その伝説の地・白兎海岸には、
 白兎を祀った神社もあるとか。折りしも今年はうさぎ年。「うさぎ年に白兎神社を参拝しよう!」という
 安易な発想で始まった鳥取&出雲の旅です。
                                                        (2011年3月19日〜3月21日)
     
< Let’s ドライブ!*1日目* >
1.出発 (a.m 5:25 鳥栖IC出発)
  これまで島根&鳥取には5回行っているのですが(ホント、
 好きだよね)
、よくよく考えてみるとこの時期訪ねるのは初め
 てのこと。で、気になったのが。山陰地方は雪が多いと聞き
 ます。3日前にも積雪したというので出発直前まで道路状況を
 チェックしていました。(汗)
  1日目は一気に鳥取まで走ります。中国道を津山ICで降り、
 国道53号線経由で鳥取道へと計画していたのですが、53号
 線の状況によっては迂回路を考えねばなりません。昼食休憩
 に立ち寄った大佐SAの案内所で最新の道路情報を問い合せ
 たところ、普通に通行できるとのこと。助かった・・・♪
  PM12:00、津山ICに到着。予定通り、ここから鳥取を目指
 します。
                基山PAにて、朝5時半。春分の日間近とはいえ、
                まだこの時間は真っ暗です。

 

 

<関門橋>

<大佐ラーメン>

    関門橋を渡って中国道へ。岡山県・津山ICまで走ります。     お昼は大佐SAお薦めの大佐ラーメンを。ピリ辛味噌味。
2.国道53号線から鳥取自動車道へ (a.m 5:25 鳥栖IC出発)
  街中を抜け視界が開けると、前方に雪を冠った那岐山が見えました。鳥取道の入口となる智頭はその向こう
 です。「もしかしてあれを越えるの・・・?」 雪に不慣れな九州人、ちょっと不安になってしまいました。
  山間部に入り、ループ橋を過ぎ、高度が増すにつれ道脇に残る雪も増えてきます。トンネルを抜けピークの
 黒尾峠に出ると一面の銀世界。3月下旬にしてこの積雪量! なるほど、山陰地方の道々にチェーン着脱所が
 設けられている理由がわかりました。
  峠を下り、どこか懐かしい雰囲気の残る町・智頭のICから鳥取道に。兵庫県佐用町と鳥取市を結ぶ鳥取道
 (一部未開通)は片道一車線ながらも走りやすい道路です。途中、鳥取道、国道53号線ともに利用できる「道
 の駅 清流茶屋かわはら」で一休み。鳥取銘菓「因幡の白うさぎ」をはじめ、たくさんのみやげ物が揃っていて
 楽しい♪ 梨ソフトも美味でした

<国道53号線を智頭方面へ>

<雪の国道53号線>

    前方に雪の那岐山が。あれを越えるのかとちとビビる。     「3月下旬なのにこれって?」雪の多さに驚く九州人2人。

* * * * *
 

<ドライブパークチコ>

<道の駅清流茶屋かわはら>

    一見スーパーに見えるドライブイン。峠のオアシスです。     鳥取道、国道53号線共に使える道の駅。特産品豊富♪
3.宇倍神社 (p.m 2:05着〜p.m 2:35出発)
  これまで境港大山 と鳥取県には来ているのですが、こちらは伯耆国。今回訪ねる鳥取市は因幡国です。
 因幡は初めてということで、まずは因幡国一の宮宇倍神社に行きました。その土地の神様にご挨拶し、旅の
 安全を祈願しようというわけです。
  宇倍神社は創建が648年という古社。御祭神・武内宿禰命(タケノウチスクネノミコト)は第十二代景行天皇
 より、成務、仲哀、応神、仁徳天皇と5代に渡ってお仕えした日本最初の大臣だそうで、その寿命、なんと360
 余歳! 最後は亀金岡に双履を残して登仙されたとか。。。 本殿の後ろ、小高い所には昇天の霊跡とされる
 「双履石」があります。
  そんなわけで、長寿の神様として古くから信仰を集めている宇倍神社ですが、もうひとつ。お金に御縁の神様
 ともいわれています。それは明治の時代、紙幣の図柄に全国の神社では初めて御社殿が起用されたから。
  「お札のデザインにもなったお宮って、どんなお社なんだろう。」と思っていたのですが、思いの他こじんまりと
 した佇まい。しかし、左近の桜、右近の橘を前に佇む檜皮葺流造の御社殿はバランスが取れて美しいなぁと
 思いました。

<宇倍神社入口>

<宇倍神社の参道>

    因幡国一の宮でありながらここまでの案内板等は思い
    のほか少なく、控えめな印象を受ける神社です。
    木立の中、真っ直ぐ伸びる石段。その先に御社殿の屋
    根が見えます。

* * * * *
 

<宇倍神社の御社殿>

<武内宿禰命終焉之地の石碑>

    お札にも描かれている御社殿。手前向かって右の木が
    左近の桜、左が右近の橘です。
    御祭神・武内宿禰命はこの石碑の後にある丘で双履を
    残し、360余歳でお隠れになったとか。

* * * * *
 

<双履石>

<双履石から見た御社殿>

    その双履の跡といわれる双履石。御祭神御昇天の霊跡
    だけに、辺りの空気も違って感じられます。
    お札の図柄にもなった美しい御社殿を全景で見るなら
    ここ♪本殿は三間社流造。


 

  お参りを済ませ、双履石も見学し、御朱印をいただきに社務所へ。その間、巫女さんが親切にも宇倍神社が
 描かれた紙幣を見せてくださいました。
  最初に見せてくださったのは神社に残る唯一の本物紙幣・壱園札。(画像左下) 右に武内宿禰命の肖像が
 描かれていました。次に発行されたのが五園札。(画像右下) 命の肖像を中央に、御社殿を背景にした素敵
 なデザインですが、命のお顔がちょっと雰囲気違うような・・・? これは当時日本の印刷技術が低かったため
 イタリアで造られたものだから。巫女さんいわく「顔がミケランジェロ風」 うん、確かに・・・(笑)
  この五圓札、国際的なデザイン賞まで受賞した逸品なのですが、間もなく新紙幣に変わってしまったそうです。
 というのもお札というのは真ん中で折られることが多く、そのため真ん中の命の御尊像が擦れてしまい不遜に
 なるというのが理由だとか。
  新紙幣は右に武内宿禰命の肖像、左に御社殿がありました。現在宇倍神社の商売繁盛御守はこのお札が
 モチーフとなっています。

 
* * * * *
 

<壹圓札>

<五圓札(レプリカ)>

    宇倍神社に残る唯一本物のお札。表は武内宿禰命の
    肖像(画像上)、裏には御社殿が印刷されています。
    背景に宇倍神社を配したお札、命の肖像の左側に鳥居
    があるのがおわかりでしょうか?


 

  巫女さんはお札に続いて、麒麟獅子の獅子頭も見せてくれ
 ました。麒麟獅子というのは毎年4月21日に執り行われる例
 祭で奉納される舞のこと。無形文化財に指定され、缶ビール
 のデザインに起用されたこともあったそうです。
  頭に大きな角が1本、三日月形の黒い目にうねった太い眉
 と凛々しいお顔立ちですが、どこか愛嬌も感じられます。
  こんな季節はずれに来て麒麟獅子が見られるなんてと感激
 していたら、「お噛みしましょうか?」と頭を噛んでくれました。
 わー、もう天にも昇る気分 本当は子どもの成長を祈って
 のことらしいのですが、「なんか今回の旅も幸先いいゾ〜♪」
 ありがたい気持ちいっぱいで宇倍神社を後にしました。
 
  麒麟獅子。後に写るのが麒麟獅子仕様の缶ビール(空き缶です)。
4.鳥取砂丘 (p.m 3:00着〜p.m 3:50出発)
  私達の住む佐賀県鳥栖市から鳥取まではおよそ570Km。滅多に行けるところではありません。ですから、
 名所といわれるスポットはなるべく押えておきたい。となると、鳥取砂丘は絶対外せないっ! 宇倍神社に
 ご挨拶した後、真っ直ぐ鳥取砂丘に向かいました。

<鳥取砂丘入口>

<砂丘会館>

    近くにある案内所で砂丘の地図をもらっておくと便利。     砂丘入口は何箇所かあるけどこの砂丘会館前がメイン。

 

 

  以前かねし母が「鳥取砂丘に行きたい」とかねし父にリクエストしたとき、「そんな砂山見て何が楽しいんだ?」
 と言ったらしいのですが(爆)、そこは南北2.4Km、東西約16Kmに渡るという日本最大の大砂丘。
 

圧巻です!

 
  実際この光景を目の当たりにしたかねし父は、「すごいな。」と素直に感動したとか。(笑) 1時間で砂丘内の
 見所を堪能できる周遊コースも用意されているのですが、時間の都合で「馬の背」と「オアシス」だけ見学する
 ことにしました。
 

<馬の背>

<オアシス>

    最大高低差約50mという砂丘の高台。急勾配なうえ砂
    に足をとられるので昇るにはそれなりの苦労があります
    が、頂上からの眺めは360度の大パノラマ、最高です♪
    「馬の背」のすぐ下にある「すりばち」と呼ばれるくぼ地
    には水が溜まっています。これが「オアシス」。水深は
    季節や雨量によって変わるそうです。


 

  鳥取砂丘といえば美しい風紋が知られていますが、着いたのが夕方とあって辺りは足跡がペタペタ。「こりゃ
 見るのは無理かな?」と思っていたら人気のないところに、ちょっと残っていました。
 


<風紋>
 

  風紋が出来るには、砂丘上の砂がよく乾いていること、風速5〜6mの風が吹くこと等いくつか条件がある
 そうです。風紋はまさに風が作る芸術なんですね。感動♪
 
  砂丘の東側から馬の背へと歩いていると右手に海が見えました。沖合いにはクジラを思わせる島が浮かん
 でいてちょっとユニーク。しかし波が白波を立てて打ち寄せる様はさすが日本海、迫力です。こうして波際を
 歩いていると、やはり思い浮かべてしまう・・・ あの映画『砂の器』(加藤剛さんのやつです)の1シーン、お遍
 路姿の親子が旅する情景。須我神社での出雲弁 (2007年)といい、亀嵩駅 (2009年)といい、わたしって
 つくづくミステリー好き・・・(笑)

<くじら島?>

<波と砂>

    沖に見える島、ホント海にプカリと浮かぶくじらみたい。     打ち寄せる白波と広大な砂丘、『砂の器』を思わせる・・・


 

  他にも鳥取砂丘には「遊覧ラクダ」やパラグライダーなど、砂丘ならではのお楽しみが色々あるようです。
 砂礫や砂丘植物も見てみたいし、今度は時間をたっぷり取ってゆっくり散策してみたいな。

<らくだ>

<パラグライダー>

    ♪月の砂漠をはるばると〜♪童謡「月の砂漠」さながら。
    砂丘にらくだはよく似合う。
    砂丘を利用してダイブ!空から見る砂丘はどんなかな?
    他にもサンドボード体験など砂での遊びはいっぱい。
5.浦富(うらどめ)海岸 (p.m 4:15着〜p.m 4:45出発)
  ガイドブックに「山陰を代表する景勝地」と紹介される浦富
 海岸。鳥取砂丘からは東に20Km。「ここまで来たならやっ
 ぱり見たいよね〜。」と車を走らせました。
  浦富海岸は水深25mまで見通せるという透明度!生憎の
 天気でそこまでは見えませんでしたが、それでも海の青さは
 印象的です。この美しい海に波と風が造り出した洞穴と奇岩
 が合わさり、美しい風景を織り成していました。
  展望スポットである城原海岸や鴨ヶ磯海岸には遊歩道も設
 けられています。下っていけば水際まで行けるので、夏は磯
 遊びも楽しそうです。
  
  夏は海水浴客で賑わうという浦富海水浴場。

 
* * * * *
 

     
      <向島>
        大神ヶ崎にある荒砂神社の沖に浮かぶ島。島上の赤い鳥居は
        事代主神、豊玉姫命等を祀る恵美須神社。
 
                                      
<荒砂神社>
               創建は7世紀後半という古社。御本殿は小さいながら
               精工な彫刻と複雑な組物が見事。

* * * * *
 

<城原(しらわら)海岸>

<鴨ヶ磯海岸>

    浦富海岸の中でも特に美しいといわれているのがここ。
    海の青さが印象的です。晴天の日に見てみたい。
    水底の岩や砂まではっきりと見て取れる程の透明度!
    奇岩が織り成す風景も素晴らしい♪
6.本日のお宿・東横イン鳥取駅南口 (p.m 5:30着)
  本日のお宿は東横イン鳥取駅南口。駅から徒歩2分という
 好立地にあります。お部屋で荷物を解き、一休みしてから駅
 ビルへ。夕食は「とれとれ市場日本海」でいただきます。
  「とれとれ市場日本海」は駅構内にある回転寿司のお店。
 海鮮処鳥取は回転寿司もハイレベルらしい・・・ が、お店に
 入ると回転レーンは半分しか回っておらず、お寿司のお皿も
 まばら。(汗) 少々不安に思いましたが時間がまだ早かった
 ようで、注文すると新鮮なネタがのった握りたてのお寿司が
 次々出てきました。しかもこれがうンまい、うンまい♪ 特に
 「どっさりがに」は軍艦巻きに紅ズワイガニの身が文字通り
 どっさりのっていて食べ応えあり。隣のお客さんはこのカニの
 身を肴に日本酒を飲んでおられました。(笑) 恐るべし、鳥取
 回転寿司パラダイス!  鳥取駅前にある大黒さまと因幡白兎の像  
< 1日目おさらい >・・・今回のドライブルートはこちら

 
  ・ 宇倍神社への案内標識は意外と少ない。。。鳥取ICからだと万葉歴史館を目指すと行きやすいかも。公式サイトは
こちら
 
  ・ 鳥取砂丘の観光情報は
こちらをチェック♪ 鳥取土産は砂丘会館HPをチェック。(笑)
 
  ・ 浦富海岸は鳥取砂丘から東へ20Km。観光情報は
鳥取県観光情報HPに。遊覧船も出ています。
 
  ・ 東横イン鳥取駅南口は鳥取駅から徒歩2分。HPは
こちら
 
  ・ 新鮮なネタに、寿司飯には梨酢を使うというこだわり回転寿司店
「とれとれ市場日本海」。「どっさりがに」は必食。(笑)
  

*2日目へ*(工事中)

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