< Let’s ドライブ!*2日目* > |
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1.出発 (a.m 7:30お宿出発) | |
朝起きて窓の外を見るとどんより暗い。「予報では今日1日晴れだったけど・・・?」と思い外に出てみると、 辺り一面霧の中!さすが盆地だなぁ。 この日は青井阿蘇神社を参拝してから霧島に移動、えびので池めぐりトレッキングを楽しむ予定。朝風呂と 朝食をしっかりいただいて、am7:30、お宿を出発しました。 |
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2.青井阿蘇神社 (a.m 7:35着〜a.m 8:10出発) | |
![]() ます。「青井さん」といって親しまれる青井阿蘇神社、早くも参 拝に来られる方の姿が見られました。「おはようございます。」 地元の方と交わす挨拶も清々しく、気持ちいい。 拝礼を済ませ境内を散策していると、お掃除をしていた男性 がわざわざその手を休めパンフレットをくださいました。神社の 方だと思っていたらボランティアとのこと。広い境内をお一人で 朝4時から掃いていらっしゃるそうで、頭が下がる思いでした。 青井阿蘇神社が国宝に指定されたのは昨年夏のことでした が、こういう地元の方々の支えがあってのことだったのだなぁ とつくづく思いました。 ![]() 圧倒されます。 |
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<蓮池> |
<拝殿正面> |
こちらも桜の名所とあって、花が蓮池を縁取る様が美し い。池に遊ぶ鴨の姿も微笑ましいです。 |
前回訪れたときはありませんでしたが、正面左右に羽 子板が飾られていました。 |
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<幣殿〜廊〜本殿> |
<掃き清められた境内> |
本殿左右側面の破風板下には見事な昇竜・降竜の彫 刻が。主祭神・健磐龍命の名にちなんで、社殿には8体 の龍が潜んでいるとか。探してみるのも楽しいかもです。 |
この広い境内を一人でお掃除するなんて、大変なこと。 青井さんって本当、地元に愛されている神社なんだなぁ と思いました。 |
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拝殿内部の装飾が気になり、身を乗り出して見ていたら「上がって見らんですか。」先程の男性が声を掛けて くれました。ちょっと恐れ多い気もしますが、またとない機会。ありがたく御昇殿させていただきました。 上がってみるとパンフレットにある通り、3部屋に区切られているのがわかります。本殿に向かって左が神楽 殿、真ん中が拝殿、右が神供所(じんくしょ)のようです。拝殿の奥には縦長の幣殿が見えました。美しい彩色と 彫刻、歴史が感じられる装飾の数々・・・ 内部を拝見させていただき、益々素晴らしい建物だなぁと実感しまし た。貴重な体験ができたこと、深く感謝します。(おじさん、その節はありがとうございました。) |
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*神楽殿* |
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正面左右にある獅子の面は、青井阿蘇神社最大の神事『おくんち祭』に使われるものだそうです。 『くんち』とは9月9日(重陽の節句)に収穫を感謝して奉納する秋祭りのことですが、ここ青井阿蘇 神社では旧暦の10月9日に行われています。旧暦にこだわるのも、先祖代々受け継がれてきた 神事を人間の都合で変えてはならないという思いからだとか。地元の方々がいかに青井さんを大切 に守ってこられたかが伺えます。 |
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<神楽殿の天井> |
<お雛様> |
天井に張りめぐらされるのは「ヤツジメ」と呼ばれる、この 土地特有の舞台装飾。天体にたとえたもので、白い四 角いものは雲を表しているとか。 |
この時期の人吉・球磨はおひな祭り一色。神楽殿にも 立派なお雛飾りが。神社でおひな様を見るのは初めて ですが、華やかでいいな〜♪ |
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![]() この翌日偶然見たTVで、こども球磨神楽の模様が放送 されていました。なんとわたし達が訪れたその日のことだっ たそうで、「もうちょっといたら見られたのかな?」とちょっと 残念。(どのみちその後の予定があったから無理か・・・) それにしても子ども達の舞の立派なこと。人吉・球磨の伝 統は、しっかり次世代に受け継がれているのですね。 ちなみに球磨神楽は国の無形民族文化財に指定されて いて、10月8日の夕刻に演じられるとか。『おくんち祭』と合 わせて見てみたいです♪ 子ども達の背後に見覚えのある雛飾りが。 ![]() ちょっとうれしい。 |
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3.霧島・白鳥山トレッキング (a.m 8:40着〜p.m 12:10出発) | |
観音めぐりの後は池めぐり。(笑) 人吉ICから九州道でえびのICまで走り、県道30号線でえびのビジター センターに向かいます。 ビジターセンターを起点とする『池めぐりコース』は、3つの池(白紫池、六観音御池、不動池)を周遊するハ イキングコース。遊歩道が整備され、道々案内標識も出ているので歩きやすいです。アップダウンを多少取り 入れようと、白鳥山(標高1363.1m)経由で行きました。眼下に2つの池を望む風景は格別です♪ 花の時期にはまだ早く、ショウジョウバカマとツルキジムシロが少し見られる程度でしたが、アカマツの林に コバルトブルーの湖面、巨大な杉の木群など、霧島の美しい自然を堪能することができました。 六観音御池の側には六観音を祀るお社が。観音様なのに鳥居があるところを見ると、山岳信仰が今も残っ ているようです。霧島六社権現を開いた性空上人が、池にヤマトタケルの化身を見たことから祀られたという 六観音。白鳥山という名もその伝説に由来しているようで(※)、さすが神話の里だなと感じました。 ※『古事記』には、死んだヤマトタケルの魂は白鳥になって空高く飛んでいったとあります。六観音御池の案内板にも『白鳥と なって峰に住むこと久し』と書いてありました。 |
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![]() ![]() 右に視線を移すと六観音御池があります。 六観音御池の近くにある巨大な杉の木。 ![]() その昔六観音参りに訪れた参拝者が植えたものだそうで圧巻。 |
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六観音の社側にある展望台より。コバルトブルーの池越しに韓国岳を望む絶景です。 |
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<アカマツの林> |
<不動池> |
えびの高原といえばアカマツの林。池めぐりコースでも こんな美林を歩くことができます。 |
六観音御池同様、目の覚めるような青色をしています。 県道1号線からも見えるとあって観光客もいっぱい。 |
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4.国民宿舎 みやま荘 (p.m 12:30着〜p.m 1:45出発) | |
![]() 処だけに候補が多いのですが、今回は湯之野温泉・国民宿舎 みやま荘に行きました。県道1号線から104号線に入り霧島 神宮方面へ。 国民宿舎みやま荘は山中の一軒宿といった感じですが、こ ちらの硫黄泉、根強いファンが多く、遠方からの入浴客も絶え ないとか・・・ わくわくしながら入ってみると、硫黄臭プンプン。 かき玉汁の卵のような湯の花がブワブワ肌にまとわり着いて (というより積もって?)きます。これは期待以上。霧島の湯力 に改めて感服しました。 【お風呂データ】 ・入浴料:大人¥300(広間での休憩込みだと¥600) ・風呂施設:内湯、露天男女各1。 ・その他:食事をする場合は入浴受付時にフロントで注文します。 |
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<お風呂> |
<シカさん> |
お湯自体は無色に近いのですが、大量&巨大湯の花 のせいで白濁に見えます。 |
食事休憩ができる広間(有料)から、鹿さんの姿が見ら れました。結構遊びに来てるみたい。 |
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5.霧島神宮 (p.m 2:00着〜p.m 2:40出発) |
「ここまで来たならやっぱりお参りしたいよね。」ということで そのまま南に下り霧島神宮へ。こちらを訪ねるのは3度目に なりますが、この日は桜が満開。秀麗な御社殿がより華やか に見えました。 御社殿の前にそびえ立つ御神木は霧島メアサといって、六 観音御池で見た巨木と同じ種類の杉の木だとか。言われてみ ると、幹の感じや枝の張り具合が似ているなぁと思いました。 ![]() ![]() ![]() |
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6.帰路 (p.m 6:15 久留米IC着) | |
![]() 223号線から牧園広域農道に。3年前に1度通っているので、 物産館の位置は把握済。(笑) 霧島のうまいモンを拾いながら 栗野ICまで走ります。 pm3:55、栗野ICから九州道に入り久留米ICへ。車の流れ は順調で、pm6:40頃、無事帰宅しました。 ![]() 左上の『PANYA.くらぶ』のおからクッキーと上中のさつま揚げは 霧島温泉市場で、 右上の柚子みそは水上村市房ダムの『水の上の市場』で、 左下の『薩摩蒸気屋』のかるかんは霧島神宮前のお店で、 下中の瀬高町のたかな漬と、右下のえんどう豆かりんとうは広川SAで それぞれ入手しました♪ |
< 2日目おさらい > |
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今回のドライブルートはこちら。(毎度のかねしお手製Mapです。お出かけの際はちゃんとした地図でご確認ください。)![]() ![]() |
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*かねしの独り言* | ![]() |
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![]() 観音さまも本当に素晴らしく、美しかった。「ウチの観音さ ん」って響きがまたいいよね。人吉・球磨では信仰が日々 の生活の中に自然にあるような感じがする。日本の原風 景を見るようで心に染みたな。 今回観音さまを直拝できたことはもちろんなんだけど、 地元の方のお話を聞けたことは貴重な体験だった。これも ご開帳ならではのこと。お接待(※)、今回は受け方がわか らなくて遠慮しちゃったけど、次はお茶をいただきながら お話伺ってみたいな。 ※お接待:地元の方が参拝者を労ってお茶等をふるまってくださること。 生善院(猫寺)で引いたネコみくじ。にゃ〜♪ ![]() |
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Photo:とみし 文 :かねし |